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溜醤油の中利さんを訪問(愛知県半田市)

改装中のJR半田駅から徒歩で数分。大きな発酵タンクが見えてきて、中利さんに到着。明治29年創業。豆味噌と溜醤油を手がける老舗です。

屋外タンクは高さ20メートル、100トンの大きさ。ここに五分溜と豆味噌を仕込むそうです。醤油も味噌も同じタンクに仕込むというのは、豆味噌と溜醤油の製法が似ていることの証。この地域ならではの光景です。

五分溜とは、麹の半分の量の塩水で仕込むことで、一般的な濃口醤油と比べてかなり少ない(半分以下)です。このタンクを満タンにするに10回の仕込み(麹づくり)が必要だそうです。

溜醤油の諸味はかき混ぜないので大丈夫。上から詰めていき、熟成期間が終わったら下から順番に引き出していくそうです。このあたりも溜醤油ならでは。

中利さんのWebサイトに製造工程の動画が公開されています。特に「こうじ」工程で蒸した大豆を団子状にする味噌玉づくり様子は面白いです。ぜひご覧ください!

醸造のまち、半田。

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