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転職王を読み終えて①

すでに絶版になっている『転職王』は書店ではもちろん手に入らず、中古本もなかなか出品されないため、高値で取引されています。

どうしても読みたかった私は、図書館の取り寄せシステムを利用して、青森市民図書館に蔵書されているものを取り寄せることにしました。

最寄りの図書館に取り寄せ、転職王を受け取ると、透明カバーで丁重に包装されており、「汚したり、折ったりしないよう」注意書きがされています。

そうだよな。絶版なんだから、これから100年後、500年後の未来人にも気持ち良く読んでほしいもんなと思いながら、1ページ目を開きました。

まず、担当編集者の視点で臼井氏の痛快エピソードが書かれています。

臼井氏に対して、社交辞令を伝えた担当編集者が、それが通じずに直球ストレートで向かってくる臼井氏に翻弄されます。

次に、臼井氏以外の4人のエピソードが掲載されています。これもやはり人の人生史であるため、どのエピソードも心に響くものがありました。特に4人目の警察官を辞めたエピソードは、とても共感しました。

さて、いよいよ転職王です。

臼井さんのエピソードは5人目、ラストを飾っています。5人で一冊の本なので、1人あたりのページ数は70ページ程度、『夢をかなえるもう』シリーズよりボリュームがあります。

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