見出し画像

23年前のわたしに向けて

なんかイイ歳して拗らせてしまったワタシを心配して、色々ヲタ関係でお世話になっているおにーさまおねーさまが、EOEに連れ出してくれた。

と言っても、Covid19のことがあるので映画館の席はバラバラに。絶対泣くの分かっていたのでそれは有難かった。

平日の昼間に映画。

なんか贅沢な気分…
ちょっち早めに出かけて、JINSでミュウ眼鏡のレンズ入れてもらう。あとカラコンげと。映画終わったら取りに行くようにして、今度は映画館のグッズ売り場へ。

え〜セラムンのうさメイトがある!うさぎちゃん即買い❤︎マスクケースも買った。他にも欲しいものあったけれど、この辺でやめとく。セラムンって実用的でめんこいグッズ多いから好き。

約2週間近く自粛してたせいもあり、何だか楽しくなってきた。

でもえばグッズは買わなかった。しんえばはまだイイやって思って。

EOEを映画館で観るのは20年ぶりくらい。
今は亡き札幌劇場でthe end of もrevivalも観た。多分それが最後。
DVDもLDも持ってるけれど、じっくり集中して観たことはほぼない。
でも音は何度も聞いているのでほぼ暗記している。特にミサっちゃんのシーンは、忘れられないシーンばかりだ。

席に着くと緊張で手に汗を掻く。

*****

始まると庵野監督特有の映倫の表示。
これ観るとドキドキしてしまう。

DEATH:は割と余裕がある。
いきなりミサっちゃんのらぶほシーン。ワタシにとって、大切なシーンだし無問題。チルドレンの弦楽四重奏の演出好き。Qのピアノもへ〜と思ったけれど、シンちゃんにはチェロがよく似合う。

このTV版の編集は本当によく出来ていると思う。
鎧を剥がされてしまったアスカ、新たな絆を見つけて消えたレイちゃん、自ら滅びの道を選んだカヲたん。
シンちゃんに多大な傷を残して、無気力になる要素が全部詰まってるよ…特にカヲたんはよ。

ワタシの推しは14歳のセカンドインパクトのシーンが、悲しくも最高にめんこい。
後、シンちゃんについてのレポートもなんか愛情があって好きだ。

加持くんのシーンは本当に辛いけれど…
あれ当時ミサトが殺したって言ってた人がいたけれど、未だにその考察は許せない。庵野監督も否定して安心した記憶あり。

普段からパッヘルベルのカノンを聞くとえばを思い出すのは、DEATH:のエンディングのせいだね…カヲたんの首が落ちたような石像のような形のものが悲しい。

この後5分間の休憩…懐かし…こんな感じだったな〜けど当然動けず
何度も深呼吸して準備する。

*****

Airは大好きで大嫌いだ。
推しがしぬとこなんて観たくない。

けれど大好きなミサトがひたすら突き抜けて走りきって、たどり着いた終着点。
『emergency elevator非常用直通昇降機第6番入り口R-10-20』(恐ろしいことに何となく覚えている)十字架を模したような入り口に、ここが彼女の終わりだと、昔のワタシが囁く。
そして何度目かの忘れもしないR-20のエレベータの前のシーン。

そこには、やっぱり最高に儚くて美しいミサトの姿が。
両手をシンちゃんの横に挟み込むように投げ出して、忘れられない言葉がこぼれだす。

傷口を離せば相当出血しただろうし、物凄く物凄く痛くて辛かっただろうな。それでもシンちゃんに伝えたかったのだろうし、一番綺麗な自分を刻みつけたかったのかな…とも思う。

やっぱり泣いた。周りに人はそんなにいなかったけれど、声が出るくらいで抑えるのに必死だった。加持くん迎えにきてくれたかな…そんなことを思いながら。涙が止まらなかった。

その間、アスカはめっちゃ頑張ってた。
あの演出本当に怖い。身ぐるみ剥がされて、でも復活した直後にあんな目にあって…アスカ、助かったんだとは思うけれど、酷すぎる。

だからこそシンちゃんには自分で前に進んで欲しかったなと思う。
これを観た昔のワタシはしばらくシンちゃんがイヤになった。何度も言うけれど大人気ない…それだけの地獄を見てきた子どもに何を要求しているんだか。

推しが加持くんを想って逝き、リっちゃんの番がやってきた。またミサトに負けじと最高に綺麗なリっちゃんがそこにいた。そこまでゲンドウのことを愛していたのかと思うと、苦しくなる。

あとびっくりしたのだけれどCASPERが「否決」じゃなくて「否定」って文字出てた気がする。後でちゃんと調べよう…

ゲンドウくんが何と言ったかは、長いこと庵野監督と山口由里子さんの秘密だったらしいけれど、きっと貞えばの通りなんだろうな…嘘つきの顔は絶望と愉悦が混じったような顔に見えた。

ナオコさんみたいに積極的じゃないと思われるリっちゃんに、ゲンドウくんだって別の魅力を感じていたハズだ。

何年も前のアニメのせいか、ゲンドウくんの声が若干若く聞こえて、枯れ親父とは言わないけれど、あー現役のやっぱり男かぁって思った。
なんかこれならリっちゃんも満足だったかもなんて不謹慎なことを思ったり…

Air終了。
アスカがボロボロになってからのThanatos…エンドロールが美しい。
この歌久しく歌ってなかったけれど、歌詞全部覚えてた。悲しい思い出しかないのに、大好きな歌。やっぱり涙出る。っていうかもうずっとあのミサトが狙撃された十字架の入り口のシーンから涙止まってなかった。

*****

まごころに入ると、ちょっち冷静になれた。涙は少し出てたけれどね

加持くんといちゃいちゃしているミサトのシーン、まさに今書いてる本の内容だ。このエロさ出せてるかなとか、変なこと考えながら観ていた。

やっぱりよく分からない部分も多いけれど、何よりも最後まで頑張っていたオペレーターズと冬月先生には、本当にお疲れ様と言いたい。

やっぱりマヤちゃんの見せ場はリツコとの「I need you.」だよね…マヤリツいいなぁ。
青葉くんって拠り所が謎だったよね…レイちゃんがいっぱいで謎なLCL化…
そしてミサトに抱きつかれる日向くんは戸惑いながら…だったし。

そうそう、日向くん。おそらく彼がバックアップした、R-20のエレベータが動いたのも把握してたはず。けどその後ミサトから連絡はないし、色々悟っていたのかなと思った。
なら余計にミサトが出てきたら怖いよね…そもそも彼女の心は別のところにあるってわかってたはずだ。
電源を三重に確保して、シンちゃんを送り出す手伝いをしてくれてありがとう。って今回初めて思いました。

もうさっぱりわけわかめな展開が続くのだけれど、貞えばの終わり方を考えると、みんな戻ってきたのかな…ミサっちゃんやリっちゃんは無理だろうけれど、あの時生きてた人達って。でもミサっちゃん達もLCL化してたじゃん。人のカタチを保てなくなっただけ?????

この後の「気持ち悪い」が後味悪いんだけれど、アスカの気持ち考えたらなんかわかる気がした。
シンちゃんもお疲れさま。

それよりも、琴ちゃんみやむーめぐさんの実写パートないっって思ったら、あれって特典映像だったんだね…トウジとアスカが付き合っちゃってるとんでも展開だったけれど、あれはDVD引っ張り出して観ないと。

*****

EOE観るのすごく怖くて、大雪降ったチケット無駄にした日からずっと避けてたけれど、観に行って良かった。

やっぱりミサトの最期は物凄く悲しくて辛いのだけれど、やっぱり加持くんのことを乗り越えて、Airでは迷いなく突き進む真っ直ぐさに共感できた。
ここには今も昔も変わらず大好きなミサトがいた。

23年前、ショックを受けて、札幌の街を彷徨ってしまったワタシに言いたい。あんたが大好きなミサトは、歳重ねてしまったワタシだけれど、変わらず大好きな存在だよ。
ついでに今はぶんだーの艦長までしてるよ。って

ぶんだーのこと知ったらびっくりするだろうなぁ(笑)

ミサト愛拗らせて落ち込み気味のワタシだけれど、Airのミサトの言葉に今までだって何度も助けられてきた。
昔のワタシだってそうだった。
今のワタシも前向けるようなれるといいな、そんなことを思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?