34.A Gift From IWAKI いわきからの贈り物(11)
■プロジェクトを終えて
苦労の末仕上がった作品「いわきからの贈り物」
■いわきチームからのお礼の手紙
蔡國強様 呉様 蔡スタジオスタッフ様
ニースでは大変お世話になりました。蔡さんや奥さんの呉さん、蔡スタジオスタッフ様のお陰で、今回も楽しく有意義な時間を過ごす事ができました。日本時間の13日(日曜日)午前7時頃成田空港に到着し、いわきへは午前11時ころ全員無事帰りました。(真木さんは東京です。)組立て作業は最後バタバタしましたが、ほとんど残業をせず余裕をもって仕事を行う事ができました。これも蔡さんがスケジュールを長くとっていただいたことと感謝しています。
美味しい食事をご馳走していただいたり、モナコへ連れて行っていただいたり、蔡さんの心遣いを大変有り難く思っています。また、レベッカの祖父母の家へ一緒に行き、レベッカの祖父母の温かい歓迎を受けた事も深く印象に残っています。
特に今回、呉さんがいわきチームのために組み立ての現場で通訳をしてくれたり、美術館側へいわきチームの意向を伝えてくれたり、いわきチームのことを想って一生懸命動いてくれた事に感銘を受けました。組立て作業にも参加してくれて、呉さんと一緒に汗をかいて仕事ができたことを嬉しく思います。今後も蔡さん呉さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。本当にありがとうございました。
I-Hua様へ
貴女の適切な事前連絡やサポートで、無事渡航しニースのプロジェクトを終える事ができました。
またニースではいろいろな仕事を抱えて忙しい中、私たちのために空港への車の手配やニースでの生活費用の支給などを的確にしていただき、大変感謝しています。おかげで何も心配する事無く、楽しい日々を過ごす事ができました。
私(菅野)の感想ですが、組み立ての最終日(10日)美術館で用意してくれた昼食(サラダ)のほかに蔡スタジオでハンバーガーを用意していただきましたが、あなたは、ハンバーガーの残りが少なくなっている事にいち早く気づき、まだハンバーガーを食べずに作業を続けている志賀武美さんのためにハンバーガーやポテトを確保して、武美さんの作業が終わるのを待っていました。あなたが武美さんのハンバーガーを確保していなければ、誰かに食べられてしまい武美さんのハンバーガーはなくなっていたでしょう。私はそれを見て、あなたは全体の様子を見て「この時点で何をしたらいいのか」という判断を的確にできる人であると思いました。今回は事務的な事以外お話できませんでしたが、次回はいろいろとお話できればと思います。またよろしくお願いいたします。
いわきチーム事務局 菅野佳男
■蔡スタジオからの返信(翻訳 藤田忠平氏)
ご親切な便り、ありがとうございます。フォンフォンさんがあなたからのEーメールを私に訳してくれました。長い間フォンフォンさんは、いわきの船の仕事にはたずさわれないと思っていました。
今回、あなた達と一緒に仕事ができる機会を持てたことは、彼女にとっても意義深いできごとでした。彼女はあなたからの敬意を受け取りました。彼女は誠実な感謝の気持ちを持ち続けたいと思っています。あなた達と一緒に仕事ができ、光栄でした。
私は、あなた達の誠実な仕事ぶりに敬服しています。
今回の仕事は、美術館のサポートが少なくて大変だったと思っています。皆さんはこのプロジェクトの完成の為、できる限りの努力をしてくれました。いわきの船は見事に地中海へ航海に来てくれました。それはとても感動的でした。
私はあなた達と一緒に楽しく仕事ができましたし、あなた達から多くの事を学びました。私はうまく仕事をコーディネイトできなくて、最後の2日間は遅くまで仕事をすることになり、そのことをお詫びいたします。私はいわきの船の次の航海地と機会を楽しみにしています。その時はもっと良いアシストができるものと思っています。
最後に再び蔡さん・紅虹さん・スタジオのスタッフが、皆さんの努力と助力に感謝しています。日本の美しい夏を楽しまれますように。
Cai Studio I-Hua
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?