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WIN5 21/05/30 G1 ダービー 安土城S (3.2.3.2.1)36点

 東京2400mの舞台で3歳の頂点を決める東京優駿。今年もやって参りました。ダービー予想にはゲストの方をお迎えしております。焦る気持ちを抑えて1R目からしっかりと予想をしていきたいと思います。
 変則的な新潟開催が終了し、今週と来週は東京と中京の2場開催、その後札幌開催が始まり来年のダービーに向けた新馬戦が始動する夏競馬が待っています。
 土曜日の傾向をしっかりと踏まえて今週も一つ一つやっていきたいと思います。

土曜傾向

東京ダートコース 稍重→稍重
・金曜正午時点で重発表、土曜朝は稍重
・ミドル〜ハイで、基本は先行優勢も前のペース次第で十分差し届くチャンスあり
・タガノビューティーは届いたがそのレベルが必要

東京芝Cコース 良
・Cコース替わり
・最内部分はやや傷み、2,3頭外側からはピカピカ
・金曜正午時点で良
・Bコース最終の先週より早い時計
・求められるのは立ち回り、速い上がり

中京ダートコース 稍重→稍重
・金曜正午時点で重発表、土曜朝は稍重
・逃げ馬3勝、4角2番手3勝

中京芝Bコース 良
・Bコース替わり
・直線の最内部分は傷みあり
・金曜正午時点では重発表
・内も外も伸びる馬場
・上がり勝負も最速は求められずポジションも重要

①東京9R 3勝ダ1600m 薫風S

◎7 ダンケシェーン 横山典
○3 コラルノクターン 福永
☆13 エピックアン 田辺

 前走逃げたのはファイアランスのみだが、芝スタートではスピードが乗り切らずに後手を踏む可能性が高い。5番ゲートと内目の枠に入ったことで芝→ダートに切り替わったタイミングで押し上げていくか、もしくはコラルノクターン、ダンケシェーン辺りが押し出される形でハナに立つか。いずれにせよ後ろからいく馬が多い中でも先行集団は人気馬で形成されそうで、本線としてはこちらから。間隔詰めで調子を落とさないダンケシェーンを本命とする。ワンターンでしっかりとポジションを取れる好調ヘニーヒューズ。対抗は内目の枠に入り出して行かざるを得なくなったコラルノクターン。先行競馬の実績もあり早め先頭で押し切っても。
 仮に先行勢がやりあって後ろから届くようならフィールザファラオ、マッスルビーチ、エピックアン、バンブトンハート辺りの追い込み馬が突っ込んでくるか。左回り東京コースが得意な馬達だが、外目の枠に入ったエピックアンをピックしておきたい。届かないキャラながら展開次第では十分。

②中京9R 2勝ダ1900m 香嵐渓特別

◎2 メイショウコジョウ 幸
○4 ハヤブサナンデクン 川又

 安心と信頼の幸印。漢の一点突破はここで、と言いたいところだが、勝ち切れていないメンツが多く、当馬も取りこぼしの可能性は十分にある。
 土曜は逃げて速い上がりを使える馬が勝つ流れで、4角を1番手か2番手で抜けなければ勝てなかった。土曜1鞍、日曜1鞍と騎乗機会が少ない川又賢治だが、同期の横山武がダービーで1番人気に乗る中、意識しないわけにはいかないだろう。馬場傾向に騎手心理をプラスして最後の一伸びに期待したい。

③東京10R 3勝ハンデ芝1800m むらさき賞

◎10 ジュンライトボルト 川田 55kg
○5 モンブランテソーロ 津村 56kg
▲6 キタイ 木幡巧 52kg
↑ピック
☆11 オメガラヴィサン 大野 55kg
△1 ハイアーグラウンド 和田 54kg

 先週もそうだったが、忘れてはいけないのがダービーの直前のレースだということ。継続騎乗、主戦騎手で勝ちに来てそうな馬、やり合わない流れでもスルスルと勝ちに繋がりそうな馬から。前者としては川田継続騎乗のジュンライトボルト、津村継続騎乗のモンブランテソーロ、後者としては軽斤量の一発も考慮して木幡巧のキタイ。
 馬券妙味としては、2,3着付けで面白そうなオメガラヴィサンと、クラス慣れして上昇が見込めそうなハイアーグラウンドを。

④中京10R OPハンデ芝1400m 安土城S

◎9 クリノガウディー 岩田康 57.5kg
☆3 カリオストロ 亀田 52kg
↑ピック
○17 シヴァージ 藤岡康 57kg
☆5 メイショウケイメイ 古川 51kg
☆2 メイショウチタン 泉谷 54kg

 57.5kgを背負うクリノガウディーは流石に落とさざるを得ないが、この相手なら前走に引き続きリステッドでは負けられない。
 前走乗り替わりであっさり重賞制覇したシヴァージはやはり騎手の力で勝てたという印象は拭えない。1番人気か2番人気が濃厚だが、人気を背負う形で力まずに前走と同じような競馬ができるか、と言うと不安が残る。クリノガウディーは勝たせた騎手が継続、シヴァージは乗り替わりということでクリノガウディーを上に取りたい。
 Bコース替わりで軽斤量の逃げ切りに注意ということで、前走重賞からの格下げ、距離短縮で臨むカリオストロに注意したい。1400mがベストの馬で、他に逃げたい馬もいないようであればこの馬がハナを取りマイペース逃げが叶えば一発。

 馬券に加えたい穴馬の1頭目は斤量に恵まれたメイショウケイメイ。馬体の小さい牝馬で前走から3kg減、前走勝ち馬で56kgだったクリノガウディーとはタイム差0.9で今回4.5kgの差ができるなら同時にゴール板を駆け抜けても良い計算。2頭目は同じ理由でメイショウチタン。

⑤東京11R 3歳G1芝2400m ダービー

◎1 エフフォーリア 横山武 1人気

 ゲスト予想
 「オッス!オラ悟空!!
  ひっさしぶりだなぁ!元気にしてたかぁ?
  3歳で一番強ぇやつを決めるってことでオラが呼ばれたみてぇだ!
  1番のやつが1番人気があるらしいけど、1番だから一番強ぇに決まってるだろ!」

○10 シャフリヤール 福永 サンデー 西
▲7 グラティアス 松山 スリーエイチ 東
☆2 ヴィクティファルス 池添 G1レーシング 西
△12,8,16,4
×11,13,15

 エフフォーリアを逆転できそうな馬は見当たらないためピックは1頭とするが、ダービーという特殊なレースに懸ける陣営の思いが強い馬、東京替わり、距離延長で好転し、展開次第で良い勝負ができそうな馬を。
 まずは皐月賞以外からの刺客、シャフリヤール。東京1800mの共同通信杯で0.4差の3着に敗れた後、阪神1800mの毎日杯で1着。少頭数だったものの、前がスッと開いてからは外から伸びるグレートマジシャンの追い上げを凌いでの1着は評価したい。テンが速い馬ではないが鞍上に福永が戻り、道中の心配もなく直線で外に出せればしぶとく伸びてくる良い脚を持っている。中間はしがらきで調整し、ダービーに臨むゆったりとしたローテーションも良い。
 次に皐月賞からの巻き返しを期待したいのはグラティアス。中山から東京替わり、外枠から中枠に替わることで、道中ロスなく運べるポジションを取れれば。
 エフフォーリアを最もマークしやすい2番ゲートに入ったヴィクティファルスも侮れない。皐月賞では5番ゲートから7番ゲートのエフフォーリアを見ながら1角に入っていく予定だったと思うが、内からアドマイヤハダル、外からラーゴムなどに入られてしまいエフフォーリアについて行くことが出来なかった。その結果4角を回るときは大きなロスを被ってしまった。皐月賞の負けは度外視。

 以下、ノーザンが勝つダービーはノーザンの馬とともに、ということで有力馬から穴馬まで手広く。今年のダービーでの非ノーザン生産馬は、DMMの2頭、社台のバジオウ、岡田スタツドのタイトルホルダー、広尾のバスラットレオンの5頭でエフフォーリアを逆転する可能性は低いと思われる。


気持ちだけで大丈夫です。高知ファイナルで会いましょう