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気がついた事

ラベンダーの切り戻しをしなければいけない
思い切り深く
この株も地側に新芽がのぞいてるから
その辺りでバッサリカットすれば
キレイな芽が伸びて、ハーブらしい
しなやかな枝ぶりになるはず

でも、まだ冷たい風が吹く日も多い4月
こんなひ弱な新芽を信じて
カットしたら枯れてしまうのではと
余計な心配をしてしまう

迷って逡巡しているうちに
中途半端なところでカットする羽目になり
写真で見るような姿にならないのだ
今年こそ、いや今度の株こそ
ラベンダーらしく風にそよぐように育てたい
だから明日こそ深くカットしてみよう
ラベンダーの育つ力を信じて

…なんと!ここまで書いて気がついた
子育てと同じではないか
その子の育つ力を信じる

やはり人間は
子供が相手でも植物が相手でも
器用に自分を変えて接する事は難しい
私が私のままで子供を育ててしまったように
植物も私は私のままで育てている
自分の都合と理想とする姿を押し付けているのだ

ほっておくと
枝が木質化して木のようになるラベンダー
木の枝のように幹をあちらこちらへ伸ばして
風にそよぐ理想の姿とは別物になる
でも、見かけは逞しくなって美しくも可憐でも
ないけれど香りが消える事はない

ラベンダーは本当は木のように
太く育ちたいのかもしれない
強い風にも日照りにも負けない木のような枝

植物の立場に立てば
それは当たり前のことだ

そうか、もっと信じなければいけなかったのだ

…きっと今年も思い切りよくは
切り戻しができない予感がする

今日の一冊『ハーブさえあれば』北村光世著

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