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王座奪還を目指して

 お久しぶりです。約2ヶ月ぶりの執筆です。
8月後半から始まったミさんの夏休みはダラダラ1日中過ごしてみたり、試合を見に行ったり、実習があったり、新しいバイトを始めてみたり。。周りの友達のように旅行に行くことも友達と遊ぶこともあまり無くて、ただただ学校がない幸せな日々を自分なりに満喫しているつもりです。笑

 人生の夏休みと言われる大学生の夏休みを何事もなく過ごしているミさんなので、時間がたっぷりあるんですね〜。寝るかYouTube見るか寝るか寝るか寝るか、みたいな生活を過ごすのも飽きてきた頃なので、暇つぶしがてらnoteを書こうかなと思い、執筆に至りました。

 さて、そんな今回のnoteのテーマは「 王座奪還を目指して 」
今年の熊本県高校駅伝について書いてみました。

それでは早速どうぞ。

🪄昨年の県駅伝を振り返って

昨年度は
🥇2:04:55 熊本工業高校
🥈2:05:37 開新高校
🥉2:06:54 九州学院高校
優勝校と約2分、準優勝校とは約1分半の大差で3位。
非常に悔しい結果となりました。
1区永本脩(東海大①)から襷を受け取った岩根正悟③が3kmという最短区間の中で13秒あった差を巻き返し、更に後続を離す見事な走りでした。映像を見ながらこのまま信頼のあるロングの2人で更に引き離すことが出来たら・・そう思っていたのも束の間。これまでに好成績を残していた上り調子の当時3年生だった吉田大和菅野雄太(明治学院①)にアクシデント。差し込みか脱水かは分かりませんが、2人の最大火力はあんなものでは無かったはずです。トップを走っていた3区で順位を2つ落とし、そこから1つも順位を上げることが出来ないどころか、どんどん離される一方で……。区間賞は2区1つのみ。'' もっと走れるはずなのに '' というようなタイムが並び、駅伝における '' 流れ '' がどれほど大切であるか、身に染みて分かった日でした。
 アンカーの椙山一颯②ゴールしたあとに大号泣していたあの姿を私は今でも忘れることが出来ません。膝から崩れ落ち、地面に突っ伏して頭を抱え、立ち上がったと思いきや、ベンチコートで顔を覆って涙を拭き・・走り終わったアンカーは、1位から順に一列に座って待機するのですが、その待機時間の中で、椙山くんが顔を上げたことは一度もありませんでした。膝を抱え、頭を上げることが出来ない椙山くんに胸がいっぱいになりました。椙山くんの元に襷が渡ったときには、もう取り返しのつかない大差があったことに気付いていたはず。走るのも嫌になるくらい、前が見えないその距離に、気持ちも足も重かったと思います。競技場に入り、どれだけ頑張っても覆ることのない3位。それでもゴールテープを切る最後の瞬間まで、力強く腕を振り、スパートをかける椙山くんの姿に、涙を流さずにはいられませんでした。
 そして私がゴールを見届けようと、沿道から競技場への帰り道に見た光景。臙脂の服が2人、前を歩いていました。チームが負けた悔しさ、自分の走りの責任。どんな理由での涙だったかは分かりませんが、涙を流し、下を向いて歩く水野夢大③に「 大丈夫 」と言わんばかりに肩に手を回し、ゆっくりと、歩幅を合わせながら歩く、温かく、優しい迫紘太③がその隣にはいました。ライバルであり、チームメイト。辛い時も、嬉しい時も、共に歩んできた2人の絆の強さが目に見えて、ウルウルっときちゃいましたね(単に私が涙脆いだけ)

迫紘太と水野夢大

🪄コース図(高低差)

コース図というか、コース図を見ても意味ないと思うので、参考程度に熊本県駅伝のコースにおける高低差はこんな感じです。笑

🪄今年の区間予想

何通りかパターンはありますが、私的に1番あるのかなと予想したオーダーが以下の通りです。

1区 椙山一颯②
2区 岩根正悟③
3区 迫紘太③
4区 水野夢大③
5区 一ノ瀬來祈②
6区 船越碧③
7区 佐藤我駆人③

★1区 椙山一颯② 14:15.68(2) / 8:17.43(1)

水野くんと迷いましたが、どちらかと言えば単独走が苦手そうな(独断と偏見)椙山くんを1区に置きました。また、先日の学年別の3000mの走りを見た時に物凄くキレのある走りと冷静に先頭につき、ここぞという時に前に出るレースをしていた椙山くんであれば29:40くらいでは走ってくれるのではないかと思い、1区予想です。

※タイムの後ろの()に部内での持ちタイムの順位を記載しています。

★2区 岩根正悟③ 14:20.64(3) / 8:45.33(7)


唯一迷いのなかった区間です(笑)岩根くんは3km区間の巧者と言っていいくらい2区を走るのが上手です。上手というか強いです。「 最も力を発揮できる区間 」と自分でも言っていました

22年 県駅伝 2区 8:43 区間賞
22年 全九州 2区 9:16 区間10位
23年 日本海 5区 8:37 区間賞

成績もご覧の通りです。全九州は大きく外してはいるものの、区間賞が2つ、タイムとしても十分ですし、安定しています。全九州も、区間順位で言えば満足な結果ではありませんが、2位から1位へ順位を上げています。3000mのタイムはそう速いと感じられないかもしれませんが、今走ればこんなもんじゃないと思いますよ。3;55.64の1500mPBを持つスピードタイプの岩根くんには2年連続の区間賞を獲得してもらいましょう✨

3区 迫紘太③ 14:27.16(4) / 8:32.85(4)
4区 水野夢大③ 14:10.49(1) / 8:32.08(3)


ロング区間でお馴染みの3区・4区。熊本県駅伝のコースの特徴として、3区が下り基調、4区が登り基調になっています。私の中でのロング候補が水野・迫。椙山の3人。1区に椙山くんを起用したので残るは水野・迫。登りが得意だとか下りが得意だとかは耳にしたことはないですが、2人のフォームを比較した時に、登りと下りで考えるなら、ストライドが広い迫ちゃんは下りの3区。細かなピッチと強い蹴りで前に進む水野くんが登りなのかなと思いました。
昨年走れず悔しい思いをした迫ちゃんには去年の悔いを晴らす走りを。また、主将として1年間チームを作り上げてくれた水野くんには、チームを優勝に導く走りを。去年の涙の意味と、今年の涙の意味は全く違うものになることを祈っています。

5区 一ノ瀬來祈② 14:55.94(9) / 8:46.43(8)


パッと見た感じ、飛び抜けてタイムを持っているわけではないですが、少なくともPBであって過去のもの。今の來祈くんは14:45は簡単に出ると思っています。初めて14分台が出た5月に「 やりました! 」と嬉しそうな報告が送られてきました。40秒台まで行けるんじゃない?と返すと先生にも言われた、と。5月の時点で40秒台が出せる力を付けていたことは事実。しかし、3000mSCの練習で半月板を損傷し、故障があり走れない期間もありました。現在では完全復活を遂げ、先日の学年別の1500mで3:59.91と自己ベストを更新する初の3分台に乗りました。岩根くんと同じくスピードタイプの來祈くんにとっての3km区間は上級生に引けを取らない走りが出来るのではないかと思いました。

6区 船越碧③ 14:49.27(6) / 8:37.01(5)


今、九州学院で一番勢いがある選手かもしれません。サムネにしてある大会の日のレースはとても印象に残っています。7月8日、国体最終選考の5000m。お互いがお互いを牽制し合い、誰も前に出ない、そんなレースでした。そんな中、途中先頭に出てレースを引く船越くんを見て、過去の船越くんとは違う何かを感じました。タイムとしては14:58.68ですが、レースの進め方に価値を感じました。船越くんの今後に期待が膨らんだ試合です。また、2週間後に行われた熊本市記録会では、インターハイとの兼ね合いもあり、3000mにエントリー。8:37.01のPBを更新。とても暑かったのですが、それでも動きがかなり良く、インターハイでの活躍が見込まれるレースでした。インターハイの3000mSCでも無事に予選を通過し、9:09.73で自己ベスト。同じ熊本の西岳政宗くん(玉名③)には負けてしまいましたが、着実に自分のペースで前を追う船越くんのレースはとても素敵だったと思います。
そんな船越君には勝利を決定付ける走りでアンカーに襷を渡してほしいです。

7区 佐藤我駆人③ 14:43.72(7) / 8:38.88(6)

どんな時でもチームの中での順位が安定している選手です。上から数えて常に4~6番目に位置しているイメージがあります。中々思うように伸びてこない苦しい期間が続いていますが、「 ポテンシャルは凄くある 」と脩くんが評価していました。チームのことをよく見ていた元主将が言うのであれば間違いありません。7区は比較的登りのコースになっています。船越くんと我駆人くんのフォームで考えたときに、2人ともストライド型なんですよね。船越くんは前傾姿勢で走るのですが、なんとなく坂を前に大きく進むイメージが湧かなくて。逆に我駆人くんが下っているのを想像した時に、なんとなくですが、ブレーキをかけて走っちゃうんじゃないかなあっていうのが頭の中に浮かんだんですよね。どっちのことも悪口じゃないですよ?笑 あくまで私のイメージですが、なんとなく6区と7区の起用はこの順なのかなあと。我駆人くんには持ち前のチーム成績の安定感を武器に、一番最初にゴールテープを切ってほしいです。

控:松田憲史朗③ 有村颯恭② 門間蒼大①
松田 14:49.86(8) / 9:05.81(15)※
有村 15:15.74(11) / 8:55.52(12)※
門間 16:02.69(15) / 8:47.87(9)

※非公認(他の公認記録が無かった為)


★松田憲史朗③


あまり表に出しては無いですが、実は結構松田くん好きなんですよね~(笑)
坊主廃止になって、中野歩太くん②と新立崚くん①以外、全員髪の毛を伸ばしていましたが、そんな中で一番最初に坊主に戻したのが松田くんでした。年頃の男の子で、髪の毛を伸ばしてモテたい!とか、オシャレを楽しみたい!とかたくさんあっただろうに、それでも駅伝に集中しようと真っ先に坊主に戻した松田くんにとても惹かれました。控えと言わず、7人の中に割り込んできてほしいです。

★有村颯恭②


九学のスピードタイプの選手と言えば真っ先に岩根くん③が出てくるのですが、個人的に次点で颯恭くん②が出てくるくらいにはスピードタイプの選手だと思っています。5区の最有力予想が來祈くん(5km区間でも問題ない)で、5区候補に入るのが颯恭くんかな~と思っています。「 去年の借りを返したい 」と言っている颯恭くんの闘志に10000ペリカ!!!!笑

★門間蒼大①


神奈川から熊本にやってきたイケメン高校生。身長高いスタイル良い顔良いルックス満点です。現在の5000mの持ちタイムは16分台ですが、この日は迫ちゃん③でも15:17.71のタイムだったので迫+40秒と考えたときに単純計算15分フラットくらいでは走れるのかなと。遅く見積もっても15分半は切れる力はあると思います。最後の一枠を、岩﨑桜太郎②と迷いましたが、この日の記録会の結果で桜太郎くんより10秒先着している門間くんが控えに入ってくるのではないかと予想します。

🪄今年の対抗馬

言わずもがな一番の対抗馬は熊本工業高校です。
なんといっても四本柱が脅威です。
山瀬美大③ 14:14.14 22年県駅伝4区24:39(2)
桶田一翔③ 14:17.85 22年県駅伝3区23:39(2)
正岡優人③ 14:27.23 22年県駅伝5区 8:26(1)
田中楓人③ 14:37.80 22年県駅伝7区14:44(1)
昨年県駅伝を経験した4人が残るのはアドバンテージになりますし、何より彼らが2年生の時に区間賞が2つと区間2位が2つあるのが強さを示します。ロング区間は四本柱で十分補えますので、一番怖いですね。
また、今年の県総体の5000mでは熊本工業から山瀬、正岡、田中のエントリ―。九学からは水野・迫・椙山のエントリ―で主力同士がぶつかる決戦でした。
山瀬14:51.90(2) 椙山14:53.25(3)
正岡14:53.74(4) 水野14:53.77(5)
田中14:56.66(6) 迫    15:01.42(7)

熊本工業の3人が南九州大会を決めましたし、チームトップで考えても九学の負け、完全敗北でした。更に、10月に行われる奥球磨駅伝への参加も蹴っていたのが、既に駅伝にピークを持ってこようとしているのが伝わってヒヤヒヤしています。私は1年生の中尾光希くんがどんな選手になるか注目していましたが、その上をいく久保田彩斗くんも少し気になりますね。3km区間に入る1年生が出てくるかもしれません。

🪄総括

1番の対抗馬である熊本工業の四本柱に大差をつけるのは正直、難しいと思っています。ロング区間で10秒以上の差があればいいな~と思いつつも、やはり総合力ではどのチームにも劣らないと思うので、控えの選手、サポートに回る選手、応援の選手全員が心を一つに王座奪還を目指して残りの2か月を大切にしてほしいと思います。去年、誰よりも悔しい思いをした現3年生、2年生。「 来年は自分たちが 」と思ったその気持ちを1日たりとも忘れることなくこの1年間を過ごしてきたことでしょう。駅伝のために坊主に戻した大多数の部員のその志はとても素敵で、熱いものです。たけびしスタジアムも九州学院を待っています。私を、夢の都大路へ連れて行ってください。今年も現地でみんなの走りをこの目に焼き付ける準備は出来ています。最高の駅伝シーズンにしようね^_^♡

~ 九州学院ここにあり ~


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