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【VR】HTCViveからOculusQuest2に買い替えた感想

このnoteは、4年ほどHTC Vive (無印)を使い続けてきた私がOculusQuest2を買ったらどう感じたかつらつら書き殴るものです。OculusQuest2がいかにお買い得なデバイスか説明したい気持ちは山々ですが、既に詳しい解説記事がごまんとあるのでそちらを読んでください。このnoteは「OculusQuest2とViveの概要や違いについては理解してるけど、実際使ってみるとどうなの?買い替えはアリ?」と思っている人向けです。あとこれは文書を悩まずササッと書く練習も兼ねているので文書が雑なのは許してください。今20:09なので21:00までには書き終わるぞ!

Oculus Quest2 の優れている点

値段が死ぬほど安い
高解像度で高性能スタンドアローンVRデバイスが3万円強って信じられないぐらい安いです。Viveは10万円ぐらいしたのにな

解像度が高く、滑らかに見えやすい
Viveではダイヤモンドペンタイル配列OLEDで片目当たり1080x1200x2個だったサブピクセル数が、Questではストライプ配列LCDで片目当たり1832x1920x3個になったので画素数が約4倍に増えました。そのおかげでViveの頃よりはだいぶピクセルが見えにくくなったのはグッド。あのサイズでよく2K2Kレベルの高精細さを実現できるなと感心しますが、しかしまだVRとして満足できるレベルではありません。というのも、片目あたり2K2KのVRということは、VRの視界全体が2K2Kの解像度でしか描写されないということなので、VRの中で映画を見たりPCを操作したりという「VRの中で画面を見る」行為をすると、そのVRの中の画面の解像度はとても小さくなってしまい、どうしてもピクセルが気になってしまうのです。だから、映画鑑賞用としてVR買おうと考えてる人はやめた方がいいです。そこらへんで安売りしてるFullHDのテレビのほうがキレイに映るので。理想的には・・・片目当たりの解像度5K4KのVRが出てくれたらそういうことも無くなるのではないでしょうか・・・

コントローラのバッテリーが超長持ち
Viveのコントローラは3回ぐらい遊ぶと充電が必要になりますし、けっこう頻繁に起こるのが、VRゲームを遊ぼうとして机どかす→VRゲーム起動→ベースステーション動作安定完了→ヘッドセット被る→コントローラの電源入れる→充電切れ→ショック・・・という悲劇です。それに対してQuestはもう20時間近く遊んでるけどコントローラの電池はまだほぼ満タン。しかも電池方式だから切れてたら電池入れ替えるだけで済むのもかなり安心感がありますね。

外部センサー無しでも高精度トラッキング
Viveはヘッドセットとコントローラの位置検出に外部センサーが必要だったのでこの4年間我が家の部屋の隅には外部トラッキングセンサーを乗せた三脚が置いてあってかなり邪魔だったのですが、Questは外部センサーが無くても意外なほど高精度にトラッキングしてくれます。BeatSaberみたいな早い動きは厳しいんじゃ・・・と思ったけど問題なかったです。

頑張ればSteamVRも遊べる
Questに乗り換えたら今までVive用にこつこつ4年間買い集めたコンテンツが遊べなくなるのか・・・と思いましたがVirtualDesktopというソフトを利用してフニャフニャ設定すれば無線で遊べるようになりました。具体的な方法は調べれば出てきます。Wifi環境によってラグが変わるらしく、私が使っていた「なんとかn」規格の2,4GHzのWifiルーターだと最悪にラッグラグだったのですぐに「なんとかax」規格の5.0GHzのWifiルータを買って接続したら微かなラグで済むようになり、ほとんどのゲームは快適に遊べるようになりました。BeatSaberだけはその微かなラグが邪魔だったのでQuest版買い直しました。

コードレスなのが快適
Viveではエヴァンゲリオンみたいにケーブルで繋がれていたせいで、色んな方向を向くソフトでコードが邪魔になったりコードのねじれが蓄積されてチョココロネみたいに縮れるたびにねじれを取ってやるみたいな作業が発生していましたが、Questではそれがありません。最高。

BeatSaberでハイスコアを狙いやすい
ViveよりもQuestの方が純粋にコントローラが軽いので、高難易度のレベルをプレイしてもQuestの方が疲れにくくて良いです。

Oculus Quest2 のちょっと残念な点

パネルのコントラスト比が低い
Questのパネルは画素数こそ多いものの、ViveはOLEDパネルを使ってるのに対してQuestはLCDなので黒の黒さは完全に負けけます。特にVRはゲーム起動時やローディング時に暗転することが多く、Viveでは完全な暗闇だったところがQuestでは薄灰色の景色を数秒間見つめることになります。別に真っ暗にならないからと言って困るわけではないけどちょっと気になる

Google Earth VRがインストールできない
地球のどんな場所でも3Dで街並みを鑑賞できるGoogle Earth VRっていう神ソフト(無料)があるんですけど、ViveのようなPC VR向けには配信されている一方Quest向けには配信されていません。前述したSteam VRを使えば自宅で楽しめるんですが、Questは外出先に持っていくことでお手軽にVRの素晴らしさを布教できることも魅力の一つであり、その布教コンテンツとしてGoogle Earthは選べないのはかなり痛いんですよね・・・

色収差がちょっと目立つ・・・気がする
初めてつけた時にはちょっと気になりました。気のせいだったのか慣れたのかは分からないが今はほとんど気にならなりません。ちなみにレンズはViveと同様にフレネルレンズだから暗い背景に明るいオブジェクトがあるようなパターンだとリングっぽいのが見えます。

デフォルトのヘッドバンドだと固定感がイマイチ
Viveでデラックスヘッドストラップ?みたいな良いバンドで遊んでたせいかもしれないんですが、Questのデフォルトのヘッドストラップだとちょっと固定感がイマイチ。Viveの時は目の周り全体にフェイスパッドがフィットしてたんですけど、Questはフェイスパッドの上半分が重点的に当たるんですよね。だから動かないようにギュッと締めると痛くなるし、ゆるめに締めるとBeatSaberで屈伸したときにズルッと動くし・・・どうしたらいいんだ

BeatSaberでカスタム曲を遊びにくい
Steam版のBeatSaberではModをバシバシ導入してカスタム曲を遊びまくっていたので、当初の予定ではVirtualDesktopを使ってQuestでもSteam版BeatSaberを遊ぶ予定だったのですが、微妙なラグがどうしても気になったのでQuest版を買い直しました。Quest版もカスタム曲を導入できると聞いたのでやってみましたが・・・ちょっと微妙ですね。確かにカスタム曲は遊べるのですが、BeatSaberという同名の非正規アプリという扱いになり、スコアやマルチプレイといったオンライン機能が完全に使えなくなるのが残念でした。改めてBeatSaberの正規配信曲を見ると、初期の頃と違って多くの曲を遊べるようになっているのでもうカスタム曲で遊ぶことはやめるっていうのもアリですね・・・

インターフェースがFacebook縛りすぎてひどい
メニューを開くと「スクリーンショット」ボタンや「配信」ボタンがあるのですが、スクリーンショットの共有先や配信先の選択肢はFacebookのみで、機能として死んでいます。TwitterやYoutubeを入れておいて欲しかったですね。

ハンドトラッキング機能は実用的ではない
Questには、ヘッドセットの前に手をかざすだけで指1本1本までトラッキングできる機能があると聞いて試したところ本当にできて「すげぇ!」と声が出ましたが、それだけでした。メニュー画面で選択・スワイプに使えはしますが、指の先からでるレーザーポインタを項目に合わせて選択するのがけっこうストレスでしたし、ハンドトラッキングで遊べるゲームは多分まだないのでまだ技術に感動するための技術という感じでした。

以上!

色々試してみた結果、Oculus Quest 2が1台あれば十分だと判断してVive一式はもう押し入れの中にしまってしまいました。非常におすすめのVRデバイスなのでみなさんも是非買いましょう!!現時刻22:03


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