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まのしこおみ
2024年6月27日 14:16
本書のパワーワード=餃子は音楽ドゥルーズの「差異と反復」に依拠しながら「センス」という曖昧なものを千葉さん独特の仕方で紐解いていく。純文学もゴダールも抽象画も、音楽、リズムだと思って楽しめばいい。繰り返されるもののなかから差異と逸脱を見つけて楽しむのだ、と。確かに私自身、映画を研究していたとき、ショットの数や長さ、カメラと対象物との距離、編集の仕方など、ストーリーに引っ張られすぎないよう注