オルタナティブ

俺の生き方はオルタナティブロック。

そんな言葉が以前友人に大うけしました。

皆さんはオルタナティブロックというものをご存知だろうか

オルタナティブという言葉を辞書で調べると「どちらかを選ぶべき、二者択一の、代わりとなる、代わりの、慣習的方法をとらない、新しい」という言葉が出てくる。

もともと、主流な音楽の流行に逆らうような形で生まれた音楽らしいが、何故か自分には深く突き刺さるようなものを感じた。

何故なら、今までずっとマイナー路線を歩んできたからだ。

小学生の頃はプラモデルやラジコンという一風変わったものを好きになって毎日の様に弄っていた。

中学生になり、陸上と出会ったが駅伝が盛んな地域ではメジャーな長距離では芽が出ず、当時同級生では誰も手を出していないマイナー種目だった800mをやり始めた。

話はそれるが、中学3年生になって800mに挑戦したいと思ったものの、顧問の先生に最初は突っぱねられて、それでもごねまくってやらせてもらった記憶がある。当時は駅伝メンバーに入るか否かの実力だったから許されただろうけれど、多分これがエース格だったなら許されなかっただろう。

そして、気が付けば社会人になっても陸上競技を続け、中学時代にお世話になった先生方に会った時にはとても驚かれた「まだ走ってるんか!?」と

市民ランナーの世界に居ると感覚がマヒしてしまうが、大人になってからもスポーツを続けるという事はずいぶんと少数派な事らしい。

昨年度は中学生とご一緒に練習する機会が多かったがその時も生徒やその保護者にも「走られてるって凄いですね」と言われた。

事実、就職していい大人になってまでスポーツと関わる人間はとても少ない。教員などという立場で関わっている友人や先輩はいるけれど。

そして、風当たりも強い。

「まだそんなことしてんの?やめちまえよ」「もう本気で走る必要はないんじゃないか?」と言われたこともある。

どうやら世間では本気でスポーツをするという趣味は呆れられるような趣味なのかもしれない。けれど、辞めたくない。

歓声を受けながら全力で走って速さを競うというあの場に魅せられてしまったのだから。

故に陸上競技をしていたり市民ランナーをしている大人は十分にオルタナティブロックだと思うのだ。

この思いだけは大切にしていきたい。

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