一歩先の世界を見る

こんな時勢で書くべきような話題ではないのかわかるのですが、書いていきたいと思います。

今回のテーマは「一歩先の世界を見る」という事についてです。

2019年度は色々なご縁があり中学陸上の世界にちょっとだけ関わりました。

その中で思ったのは、当然ながら中学生が自力で見ることのできる世界は狭い。という事です。

中学生の場合。大半が市内や地区の対抗戦が大きな目標ですし、長距離に限って言えば東葛駅伝という中学校対抗の大規模な駅伝もあります。

余談ではありますがこの東葛駅伝。全10区間もあり、すさまじくハイレベルで優勝するには3000mの持ちタイムのアベレージが9分15は必要な時もあると言えばレベルが伝わると思います。

入賞するにもアベレージで9分45程度は必要になってくるほどのレベルです。

さて本題に戻ります。

中学生の場合。どうしても近くの目標ばかりに捕らわれてしまいがちですし、顧問の先生や周りの大人たちもそうなりがちです。

かくいう自分も、前述した東葛駅伝は走ったことがあるのですが、地区で優勝したことや県総体に出たことより東葛駅伝出たことの方が周りの大人から凄い凄いと言われてなんとも言えない気持ちになったことがあります。

特に長距離の場合は駅伝を重視させられることもあるだろうけれど、駅伝だけが長距離では無いし、それだけを目標に掲げるのはもったいなさすぎます。

自分の居るステージの一歩先。市内大会の選手に選ばれたら、次は入賞を、入賞出来たら次は県通信の標準記録を―。例に出すとしたらこんな感じになるのでしょうか。

ですが、個人的に陸上をしていて、たとえば県大会など一つ上のステージを目指そうと思うきっかけとなった出来事を上げると、格上の人たちのレースに出たことでした。

そういう人たちと一緒に走って千切られて、そういう思いをして初めて自分に足りないものを発見して、次はついていくにはどうすれば良いか。気合と根性で勝負する土俵にすら立ててないじゃないか。

そんなことを肌で感じた瞬間がきっかけになりました。

ですので、もしこれを中学生たちが読んでいるのなら、一歩先の実力の世界をちょっとだけ覗いてみて欲しい。きっと今までの意識が変わるくらいの何かが得られるかもしれない。陸上してる高校生や大人の人に聞いてみてもいいかもしれない。もし幸運にもチームに市内や県トップ選手。あわよくば全中に出たような人が居たら種目に関わらずその人に着いて言けば何かを吸収できるかもしれない。

この世間の現状だと自分にできることは少ないけれど、もし小中学生などと練習できる機会を再び頂けるのならば、微力ながらお手伝いが出来れば幸いです。

こんなサラリーマンでも陸上が出来るんだぞ。っていう世界を知れるきっかけにでもなってくれればこの上ない喜びだと思ってます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?