わたしもみていた

安田くん、今回は本当にありがとう。

 ......え? 自分は何もしてないって?


うーん......、考えようによっては確かにそうかもしれないけど......。
でもね、今わたしがこうしてここにいて、この時間を過ごせたのは他でもない安田くんのおかげなんだよ。
安田くんがいたからこういう時間が生まれたの、全部きっかけは安田くんなの。
この6日間はすごく貴重な時間だった。あーあ、なんだか名残惜しいよ。


やだ、泣かないでよ。かっこいい顔が崩れるよ、なーんてね。
大丈夫だよ、またきっと逢えるし、私たちはもっともっと新しい世界を見ていける。
私にはわかるよ。
......え? 根拠? 無いけど。
もう、安田くんったらこういう時だけ役人 の考えしないでよね、そういうところも好きなんだけど。


じゃあ、ちょっとの間だけお別れ。
またね。すぐ逢えるから、すぐ来てね。


-安田短歌展2018閉会に寄せて-


2018.10.16(2018.12.10 再掲) 神無瑠唯
(原案:モカ、原題:log-2018.10.16-) 
#安田短歌展2018 出展作品
(作品完全撤去2時間前に投稿した、「安田の恋人」がこの短歌展を見た「感想文」)