adṛṣṭa phalam
はじめまして、お坊さんです。
週1noteという企画に参加させて頂きました、今回初投稿です。
何を書こうかなーって、悩みました。
でもまぁ、なんとかなるかー。
って気楽に考えてたら、想像より早く担当の日が来ました。
焦ってます。
わー。
そんなこんなで、はじまりはじまり〜。
先ずは自己紹介。
お坊さんです。(2回目)
なんまんだぶってやつです。
猫さんが好きで、仲間と思ってもらえる程度の緩い生を目指してます。
たまに絵を描きます。
挨拶がてらの小咄
何を書けば良いかわからなかったので、最近気付いたお絵描きのコツのお話を。
これは、ざっくり分けて2つ。
1. 目
よく見て描きます。
でも、一部だけに囚われてはいけません。全体を見ましょう。
例えば手を描くとき、表面のシワや爪に気を取られたりした経験はありませんか?
それはキケン。
思い出して、あなたが描きたかったのはシワじゃなく手だったことを。
手があるからシワがあるんです、シワだけ描いても手にはなりません。
対象の姿を正しく写し取るには、広い視野が重要です。
あとはあなたの腕次第、これは積み重ねです。
2.心
広い視野で対象の姿を捉え、それをキャンバスへ表す腕が備われば100点です。
テストなら満点。
ですが、芸術の世界はテストと違います。
100点は満点じゃないんです。
心が加わって120点、やっと芸術作品の仲間入りです。
何が違うのか?
それは「あなたが描く意味」です。
例えば、別の人間2人が同じものを同じ道具で描いたとします。
全く同じ絵に仕上がりますか?
恐らく、違う絵が出来上がるでしょう。
同じものを見て、綺麗と捉える人。可愛いと捉える人。
ダサいと捉えたり、汚いと捉える人もいるでしょう。
芸術性とは、その心を敏感に感じ取り表現することで生まれるのではないかと思います。
歴史に名を残すような著名アーティストは、その能力にこそ長けていたのではないかと。
『あなたが見たものを描く』
これが、芸術です。
心が欠けたら「写真で良いじゃん」です。
でも、心を捉えるのは難しい。
すこぶる難しいんです、はい。
自分が何を感じているか、思っているかって、なかなかわからないんです。
自然に身につくものではなくて、訓練が必要なんです。
それこそ、デッサンなんて最適ですよね。
食パンや果物のようなモチーフを『そのものを知らない人にも伝わる』ように描くんです。
それって、「知らない人の心を想像する」ってことですからね。
また、人の心を想像することは自分の心を知ることに繋がります。
自分の心に無いことは思い付きませんから。
そうやって心を想像するということが人生にはとても重要なんですが、その話はまた長くなりそうなので次回に致しましょう。
お後がよろしいようで。
南無阿弥陀仏
また、4月26日に京都でこんなイベントやります。
興味のある方は是非お越しくださいませ。
https://www.facebook.com/events/380767472523925/?ti=ia
ありがとう、だいすき。