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私の味方

転職すると、
どんな感じの良い面接の方だとしても
感じのいいって思えた会社であっても

配属された瞬間の、四面楚歌、よそもの扱いには
慣れない

そんな思いしないように、私自身は
新しいさん達に接しているつもりだが
もともと、人見知りの私だ
うまくできてるとは考えにくい

それでも同じように人見知りの彼は
スッと、私の緊張をほぐすかのように
話しかけてきた事を今も覚えてるし
彼も事あるごとにその時の事を話す
きっと彼も緊張していたんだと
それでも、慣れない環境で心細そうにしてた
私を見て見ぬふりできなかったんだと
今なら思える

「大丈夫,頑張れるから」
私に起きていた辛い日々を感じたのか?
いつもそう言っていた
(誰にでも言っていたのかもしれないが)
そう言われると頑張れる気もした

頑張れるようになった私を見て
「もう僕なんて必要ないね」と

「必要」なくらい側にいたわけではないが
そっと遠くから応援してくれる人だった

遠くに行く日に
「嫉妬するくらい君はすごいんだよ」と
最後にとっておきのエールを残してくれた

いなくなって
また心細い私がいる

きっと本当の意味での味方が
いなくなちゃったなあって

信頼できるけど信用できない人や
悪い意味で嫉妬する人
足元をすくおうする人
利用しようとする人

彼は遠くで見守っていたんじゃなく
そんな人達から守ってくれていたんだと

以前に失敗した私を見て
意地悪を言おうとしていた人を
走って来て止めに入ってくれた時の事を
思い出した
そんな意地悪なヤツに屈するほど、
私は小娘ではないのだけれど、、、

でもとても嬉しく,暖かい気持ちに
なんだか守られている気持ちになって
安心したのは鮮明に覚えている
小さな小娘を扱うように
そっと、守ってくれていようとした
気がした
父親がいい大人になった娘を心配するかのごとくそんな扱いに慣れなくて
素直にはなれなかったけど

無理して笑わなくても
上手に言いたい事言えなくても
大丈夫わかってるからと

味方はいなくなった
1人ぼっちでも戦えるホントは戦えるんだ
でもそんな心地いい時間をありがとう


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