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安定の居場所、から不安な居場所へそして勝負の場所へ

みんな同じように
ワチャワチャして
だけど未熟で、可愛らしい,時々悪い顔をして
ワガママ言ったり、泣き出したり

そんなココは私の職場でした

そんな子たちの真ん中に居させてもらって
良くも悪くも引っ張る立場で
ワガママも泣き虫も失敗もお付き合いして
いろんな人に出会う事ができた

だから
私にとっては骨は折れるけど安定の場所
よく言えばある程度自分が先頭に立てば
いいわけで
悪く言えば矢面に立てる人間でいればいいので
わかりやすい立ち位置

だけど
それは「安定」だけど「挑戦」じゃない
綺麗に後片付けはできるけど
何かを苦しんで作り出すわけでない

そんな年齢になっちゃったんだなあって
半分諦めてた

なんでも言った通り思い通りに
なる恐怖
組織が未熟であるがゆえの
「私如きが」がと思う怖さ
ただ周りには
可愛らしい暖かい空気が流れてる
それが心地よかったのかもしれない

だけど
そんな私の心地よくいる事と
仕事にはどんな事であれ真摯に向き合う
性格を
偉い人には見抜かれていたんだと思う

私の天邪鬼がやってきた
「ココは違う」
「きっと私は大した実力もないのに
調子に乗ってる」
「そしてうまく組織を回すのに
調子に乗らされてるんだろうな」
って
「いい歳こいたおばちゃん」を言い訳に
じっとしているのはいつだってできる

もう一回自分に自信が持てる
チャレンジをしなきゃ
まだまだ私は元気なんだから

ココじゃないとこには思いのほか
スルッと潜り込めた

けどけど
可愛い空気も
楽しい空気もなーい
「しまった」と一瞬は思った

だけど
必要だったのはこのヒリヒリ感なのかも

若い時は
もっと上昇思考だった

いろんな事あって
たくさんの壁にぶつかって
「普通に普通で普通がいい」って
「普通」がこんなにも難しいなんてって

「普通」なんて嫌だ
自分のしたい事したいし
何も諦めたくないって
すごいくつよく思って
やってきたのにねえ

今更
神様どうか普通にって
ムシがいいのかも

もう普通が望めないなら
もう一度勝負してやる
ココは居心地が悪くて
不安でいっぱい
なんだか前と違って
しんきくさいけど
悪くはないんだ
私が選んだ勝負の場所だから


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