凍結受精卵について

凍結受精卵の延長期限が迫ってきた。
以前のnoteでも書いたとおり、わたしは第二子をつくる予定はない。それは、金銭的なものでもあるし、自身の体調的なものでもあるし、今よりももっと年齢を重ねたときの様々なリスクでもある。
更に言うと、来年には引っ越ししなくてはいけない可能性が高い。そうなると、受精卵の輸送か、今凍結している病院まで通院しなければならない。上の子どもがいる中、両親ともに遠方なので気軽に預けることも出来ずにどう通院するのか。(近場にしろ遠方にしろ、基本的に不妊治療をメインで行っている病院は子どもを連れて来院が出来ない)

色々と考えて、本当に色々な想定をシュミレーションした結果、外部的な要因も自分に起因する問題も含めて99%凍結受精卵をつかうことはないだろうと思う。そう結論付けた。
でも、「破棄しようと思う」とは夫に言えなかった。
99%使う気のない受精卵を、更新料を払って1年延長するメリットなんてないはずなのに、どうしても「じゃあ破棄しよう」とはならないのだ。

何故か。
99%つかうことはない……ということは逆を言えば1%はつかうことがあるかもしれないということ。わたしはその1%を恐れている。
先に上げたように、こんなにもつかう可能性がないにも関わらず、こんなにも困難が待ち構えているだろうことなのに、もしかしたらそれ以上に第二子を欲してしまうときが来るかもしれない。それを恐れている。
既に、3ヵ月になる産まれたばかりの第一子に、もしキョウダイがいたらどんな感じになるんだろう?もっと賑やかで楽しい生活になるんじゃないだろうか?なんて考えている自分がいる。
それを考えた次の瞬間、いやいやいや待て待て。どう考えても無茶だ。色々なことを考えたら無理だし、第一、一番可愛い盛りの上の子の成長を、悪阻でそれどころじゃなくなるかもしれないぞ、それは勿体ないよと思いなおす。
それを繰り返しているのだ。
子どものパワーって凄くて、本当、こんなにも妊娠生活も出産も、育児も大変なのに、それを凌駕してくる可愛さと尊さ。このパワーが99%を覆すのでは?と恐れている。

それらの気持ちを含めて夫に相談した。どうしたらいいんだろう?と。
夫はわたしの辛い妊娠生活をすぐそばで見てきて、安易に子どもが欲しいとは考えなくなったらしい。楽々に子どもが出来るならきっともう一人欲しいとは思う。それはわたしもそう思う。
夫の意見としては、1%でも可能性があるのであればとりあえず更新するべきだと思う。ということだった。夫はてっきりわたしが100%つかう気がないと思っていたらしくビックリしていた。うん、わたしも100%と言えないことに自分でビックリしているよ。
日々生活する中で考えも変わるかもしれない。そうなったときに、もし破棄してしまっていたらもの凄く後悔するかもしれない。でも、更新料を払うことで使うことになったらそれは「良かったね」だし、使わなかったとしてもこうやって悩んだことが無駄ではないから、それに支払ったお金だと思えば決して高い買い物ではない。とのこと。

それもそうだ。
まだどうなるか分からない未来の自分のために払うお金。どうなっても無駄じゃないよね。
まぁ、本当、99%つかわないんだけど。つかう気はないんだけど。うん……。

という、最近の悩みです。でもほぼ解決しています。よし、更新してこよう。

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