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わたしの”いつわりガイド”さん~後編~

前回の記事はこちら。


そんな依存が強いわたしですが、その約5年後に転機が訪れます。

テルミナさんとの出会い、そして初めてのセミナー。

わたしが初めてテルミナさんのセミナーに参加したのは、インナーチャイルドのワークでした。


その時に、わたしはガイドさんの話をしました。

すると、

テルミナさん:まんまるみちゃんを守ってくれてるんか?

ガイドさん :そうよ。守っているの。

テルミナさん:でもな、まんまるみちゃんはいずれ一人で立とうするように       なる。
       まんまるみちゃんが一人で大丈夫となったら、
       お別れせんなんな。

テルさんのその言葉を聞いた瞬間、わたしの身体は今まで経験したことがないような身震いが背中からゾクゾクと起こり、とてつもない恐怖、寂しさが全身を駆け巡り、鳥肌が立ちました。

黒い大きな物体がわたしの両肩をガッチリと掴み、離さないぞ、というそんな映像を感じました。

テルミナさん:どうやった?

まんまるみ :何か、怖いです。背中からブルブル震えました。

テルミナさん:それ、いつわりガイドさんやな。

まんまるみ :???

テルミナさん:その人と話さん方がええな。

まんまるみ :???はい。


自分が食べるものさえ自分で決めようとせず、多くのことをいつわりガイドさんに聞いていた当時のわたし。

いつわりガイドさんとの交流はとても楽しく、守られているという安心感。

いつわりガイドさんであれば何でも話せたし、自分を出せたような感覚。


当時のわたしは、人と関わることにどこか距離をとり、本当の意味で信じられる人はいませんでした。

”人は裏切るもの”という考えが強く、こころのどこかで疑心暗鬼になり、”いつか裏切る””いつか裏切る”、そう思っていたように思います。

その一方で、こころの底から人を信じたい、信じあえる人と出逢いたい、そんなふうにも思っていました。

最終的にはいつわりであったとしても、目に見えない存在だったとしても、わたしにはそのいつわりガイドさんが必要だったんだと思います。


また、当時のわたしは、”自分でものごとを決める”ということがとても苦手でした。

本州の田舎町で育った長女、ゆくゆくは家を継いで子どもを産んで親に安心してもらう。

そんな人生のレールが生まれたときからできていて、そのレールから外れないように生きる。

それが自分の人生だと思っていたので、ガイドさんに聞けば教えてもらえる。

この状況はわたしにとって馴染みのある状況でもありました。

今であれば、自分のことは自分で考えたいですし、自分の人生なんだから、自分の人生の責任は自分がとる。

そう思えますし、それが当たり前のことなのかもしれません。


”信じれる存在がほしい”

”誰かに決めてほしい”

この2つのわたしのこころもちが、需要が

”守りたい”

という、いつわりガイドさんの供給とぴったり合致したのです。


いつわりガイドさんは、霊ちゃんであることが多いと言われています。

今思えば、霊ちゃんを呼び寄せるわたしのこころのあり方の問題もあったように思います。

どちらが良くてどちらが悪いというものではなく、その時に自分が信じられる存在、いろんなことを決めてくれる存在が必要だった。

それだけのことで。

自分をそれだけわたしは信じられず、決められない、そんなこころもちだったんだなぁと思います。


その後、自分はどんな人生を歩みたいのか、どう生きていきたいのか、自分と向き合っていくわけなのですが。

今では、少しずつですが自分を信じることができるようになってきました。

そして、こころから信じられる主人に出逢い、仲間に出逢い、そしてどんな人生を生きていきたいのかがはっきりとわかってきたように思います。


抽象的な表現が多くなり、つながらない部分もあるかと思いますが、一つの経験談として。


おしまい






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