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ASD(疑):本人無自覚との暮らし

 整骨院にて
「ところでマンネンロウさん、ダンナ様単身赴任解消して戻ってこられてどうですか。慣れましたか?」 
と訊かれて(院長としては日常の話題の感覚)、うっかり答えてしまった。
「そうですね。
人間がいちばん逆上するとしたら、それは恐怖感だと思うので、恐怖や不安を感じさせないように様子や間合いを見計らって、常識の範囲内で折り合いがつくように説明して促してなんとか模索していますね」
と。

そしたら、30代半ばの若い院長は、
「それは…夫婦の間ですか…………………(^_^;)」
と、口ごもった。
「仕事みたい?」
と尋ね返すと、
「そうですね、仕事で、特に難しい相手への対処のようで…(^_^;)。
もしかして単身赴任は良かったってことですか?」
と、さすが治療家、察しが早かった。
しょっちゅうひどい肩の痛みやら浮動性めまいやらの不調を調整してもらっていることとの関連を考え併せてか、
「ストレスかかりますね~」
と、納得されてしまった。


家族とはいっても他者どうし。
仕事並みに気を遣う。
ましてASD(疑:本人無自覚なので診断など受けるはずもなく、私の診察に同伴したときに主治医が見て後日私に指摘して対処法を教えてくれた)の感じ方や発想は並外れて突拍子もないので、薄氷を踏む日々なのだった。



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