見出し画像

カラマーゾフの兄弟(新潮文庫)上巻読了

上巻の最後が、有名な大審問官の叙事詩だった。
それまでは、登場人物の名前がわからなくなったりしたけれど(今度相関図作ろう)やっとこさ辿り着いた。
さすがに長かった。


ところが、大審問官のところで夢中になってしまった。
これ、『今ここ』じゃない!?
大審問官の言葉のひとつひとつが、現在の社会のありさまを語っている。 
自由というものが、大多数の人間たちにとっていかに耐えられないものかと。
いっそ奴隷にしてくれと頼むほどに辛いのだと。
全部指示してほしがり、羊のように従順にして暮らすことをこそ望むのだと。
2023年の今の世界のありさまだ………!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?