【剣盾S16シングル】オーガサンダーナット~主人公ガブを添えて~【最終534位】
TN サキ 最高最終1910 534位
剣盾からランクマを始めた5桁常連のエンジョイ勢でしたが、初めて本気で取り組んで最終3桁&レート1900を達成でき、非常に嬉しいです。
経緯
毎期BP稼ぎのためにマスターまでは上げてたのですが、竜王戦ルールをやるにあたってまともな禁伝ポケがボックスにおらず、(S15は壁ゼルネを使って30000位とか)またザシアン軸はあまり強いと感じられなかったので、(実際には凄く強かったですが、自分には使いこなせないとも思った)S15で9位のスカーフカイオーガ軸レンタルパを使い始めたところ驚くほど勝てました。
https://note.com/piroyukkie/n/n4b89b4f7f0e0
恐らくレート1700前後まで来たところで、オーガサンダーナットの軸の強さを実感すると同時に、あまりにドサイドンを使うのが下手だったので、この補完枠をカスタマイズしたいと思い、弟のポケgoからカイオーガをパクってきて構築を組み始めました。
個体紹介
・カイオーガ@こだわりスカーフ
CS252 H4 おくびょう
しおふき、ねっとう、かみなり、れいとうビーム
同速意識の最速です。この構築は基本的にいかにこの最強ポケモンを通していくかのゲームになります。積極的に先発に出していき、相手にどんどん負荷をかけていけます。
相手の構築でこのポケモンに後投げできそうなのがラプラスしかいない場合は積極的に交代際に雷を打ってeasy-winを拾いました。
ナットレイは潮吹きで削ってからナットレイを後投げし、残飯をはたきおとして最低限オーガの圏内に押し込むか、そのまま1-1を取ります。
・サンダー@オボンのみ
HB252 D4 ずぶとい
ボルトチェンジ、ぼうふう、かいでんぱ、はねやすめ
上記のレンタルパではSに少し振っていましたが、後攻ボルチェンをしたい場合が多いのと、ザシアンのきょじゅうざん+じゃれを乱数2耐えするのでHBにぶっぱしました。ゴツメと悩みましたが、かいでんぱによってラプラスやCSサンダーの相手もしてもらうことが多いので、オボンで使っていました。
・ナットレイ@たべのこし
HD252 B4 なまいき(最遅)
ジャイロボール、タネマシンガン、はたきおとす、やどりぎのタネ
オーガ軸相手に不可欠な陰キャ君です。初手オーガミラーは基本的にナットレイに引いていましたが、相手が命の珠を持っているとドヒャーと言いながら見捨てることになります。
守るを入れたいところですが、対オーガサンダーナットのナットはこいつで見なければならないため、ミラーで有利になるために叩き落とすとタネマは必須なので、こうするしかありませんでした。陰キャポケモンでねちねちした展開をするのは好きではないのでほとんど使ったことは無かったのですが、叩きを搭載することで相手の交代にプレッシャーがかけられるのは好きでした。朽ちた剣は叩き落とせないのでジャイロボールで削りに行きましょう。
・ガブリアス@とつげきチョッキ
AS252 D4 ようき
じしん、スケイルショット、いわなだれ、ほのおのキバ
主人公と名高い最強ポケモンです。電気の一環を切ることが必須なこの環境で最強の地面枠だと思います。サンダーやカイオーガとの打ち合いで負けないだけでなく、先にダイアースでDを上げることで黒バドレックスにも対抗できるようになります。これに終盤気づいたことで多分オーガよりもダイマックスを切る回数が多くなったと思います。
ほのおのキバは最終日まで全く使わず、瓦割にしようと何度も思いましたが、最終日に急にナットレイと対面するようになった上に全員突っ込んできたため必須だと感じました。
・ミミッキュ@いのちのたま
AS252 H4 ようき
かげうち、ゴーストダイブ、じゃれつく、つるぎのまい
対黒バドレックス戦術兵器です。黒バドとの対面の詳細は後述します。イベルタルを剣舞ダイフェアリーで処理しようとしたら、物理ダイアークでワンパンされました。要注意です。
同速意識で何となく最速で使っていましたが、耐久振り意地っ張りの方が良いかもしれません。
・カプ・レヒレ@ゴツゴツメット
H236 B204 S68 ずぶとい
しぜんのいかり、ムーンフォース、くろいきり、ちょうはつ
陰キャ絶対〇すウーマンです。レンタルパを使っていた時、日食ネクロズマに無限にコスモパワーを積まれて負けた時にどうしようとボックスを漁っていたら見つかったS14の置き土産です。ムゲンダイナも毒技を持っていることはほとんどないため完封することができます。
本当は残飯を持たせたかったのですがナットレイの方が優先度が高いため、何となくゴツゴツメットを持たせてみると、ウーラオスに後投げしてムーンフォースで返り討ちにしたり、挑発して地球投げしかできなくなったラッキーを突破することができたりと非常に使用感が良かったです。
ミストフィールドはどくどくムゲンダイナを抑えるために必須なのですが、ガブのドラゴン技が半減になってしまうのでターン管理を丁寧にしましょう。
選出
オーガサンダーナットが基本だったはずなのですが、どんどんガブリアスの評価が上がっていき、選出はかなり流動的になっていったと思います。終盤はオーガとはほとんど当たらず、ザシアンと黒バドしかいませんでした。
・VSザシアン
ザシアンを倒せるのがオーガしかいないため、どうやってオーガを通すか考えます。取り巻きはサンダーラプラスリザードンガブリアスドラパルトが多かった印象です。
上記の初手ダイマしそうなポケモンに合わせて初手をサンダーガブミミッキュから選び、それらのポケモンで勝てないポケモンが出てきてしまった場合の引き先とオーガという選出をします。
初手にサンダーが出てくることが多いので基本的にはガブリアスを合わせます。自分は100%ダイマされたので、この対面ができたら迷わずダイロックを打ちました。次のターンはダイウォールをするかザシアンに引いてくることがほとんどなので、ダイアースを打ちましょう。(一度だけ突っ込んできたことがありキレましたが、ここを択負けしても余裕があるのが凄いところです)
終盤に流行ったチョッキドラパルトが構築単位でどうしようもなく、当たらないことを祈っていました。
・VS黒バドレックス
ガブリアスで先にダイアースを打っておく、スケイルショットでSを上げておく、カイオーガで上から叩く、ミミッキュで対面処理するの4択があります。
基本的にミミッキュを信用していたのですが、剣舞かげうちでも無振りダイマ黒バドが確1ではなく、またゴーストダイブもウォールで防がれてしまうため過度な信用は禁物です。オーガやナットで削りを入れたりと工夫が必要になるので、終盤になるにつれてダイマガブを通していくことを考えるようになりました。
・VSカイオーガ
プレイングで何とかします。相手のオーガが珠だとナットで受けが利かず苦しくなるほか、初手のオーガ投げに対してチョッキガブを合わされると厳しいです。ただ、それは向こうも同じことなので如何に相手のダイマを流し、オーガまたはガブを通すかということを考えて立ち回っていました。
苦しい相手
・白バドレックス
ウーラオスがいないため初手ダイマされるだけで世界が崩壊します。タネばくだんが標準搭載なためオーガでも打ち勝てず、ナットレイでダイマを切らないと流すことすらできません。終盤何故か数を減らしており当たらなかったので助かりました。
・チョッキドラパルト
こちらも対面で勝てるポケモンがおらず、初手ダイマされるだけでジリ貧になります。ザシアンと組んでいることがほとんどなのでオーガを取っておかねばならず、レヒレかナットをダイマさせて上手くごまかすしかないのですが、初手に合わせるとザシアンに引いてくることも多く頭を抱えました。
白バドと違ってこちらは終盤個体数を増やしており、選出された場合はほとんど負けたと思います。剣盾最強プレイヤーく〇こさんのせいです。
・ヒヒダルマ
全員上を取られているためレヒレで誤魔化すか、ガブでスケイルショットを積むか、オーガのHPを犠牲にするしかありません。高確率で初手に投げられオーガと対面すると100%とんぼ返りをしてくるため、サンダーを後投げして静電気で麻痺を狙うヤンキープレイもよくやりました。
感想
数ヶ月前に序盤元気で初めて3桁到達したときにあんなに喜んでいた自分が、最終3桁に入れる日が来るとは夢にも思いませんでした。
実況者さんの動画はたくさん見てきましたが、自分で本気で取り組んでみて終盤の手に汗握る感覚を初めて知って、毎月この戦いをしている人達の凄さを改めて思い知りました。次はレート2000を目指していきたいです。
ここまで長々と読んでくださった方々、ありがとうございました。
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