寒い朝のこわい出来事は温かい警告だった
教育のためのTOC 駅伝 Advent Calendar 2021の24日目の記事です。
「今年もAdvent Calendarやるんだね〜！ でも、会社のもあるし、PTAの作業もあるし、登録はもっと後にしよう。」
そんなことを思ったのは12月の初めでしたが、あれよあれよという間に、なんとクリスマス・イヴです。
同じAdvent Calendarで、kunikazuさんが「ギリギリ星人」のお話を書かれていますが、私は「ギリギリ（で取り組んで納得いかない結果で終わってしまう）星人」だったり、「ギリギリ（アウト）星人」だったりします。涙。
さて、つい先日起きた、寒い朝のこわい出来事について書きます。
クリスマスらしいとは言えない内容で、すみません。
まさかの事故
先週の土曜のことです。
前日の雨は夜早いうちに雪に変わり、朝には数センチの積雪になっていました。
朝の最低気温は-7℃。今季一番の冷え込みでした。
私の自宅前は坂になっており、出かけるときは坂を下っていきます。
その朝、私は自宅前を除雪し、出かける準備のため、除雪したスペースに車をずらしました。
その場所に車を置くのは、いつものことです。
ウチより未知の奥に家は無いので、他の人の邪魔にはならないのです。
荷物を取りに自宅に入ろうと、車を背に玄関に向かい、外にいた夫とその日の予定について話しました。
話し終わって、ふと車の方を見ると、なんと、停止していたはずの車がひとりでに坂を滑り降りていきました。
「わ〜！！！」
追いかけても、追いつきっこありません。
結局、20メートルほど坂を下った後、左前輪が側溝に落ち、車は止まりました。
なぜ車は動いたのか
夫は「タイヤ回ってたよ。サイドブレーキかけた？」と疑いの目を向けてきました。
サイドブレーキは絶対かけました。かけた記憶がばっちり残っていたのです。（思えば、「路面が滑るよなぁ」という、ちょっとした不安があったのではと振りかえります。こういう感覚を無視するのは良くないですね。）
しかし…「タイヤが回る」ことに関しては、思い当たるフシがありました。
私の車は後輪駆動で、4WDに切り替え可能なのですが、止めた時は4WDにしていませんでした。
それが危険だったのかも…とモヤモヤしたので、改めて、Webで車の機構について調べました。
ギアをPに入れた時に固定されるのは駆動輪のみ
パーキングブレーキは後輪のみに効く（一般的にはそうらしい）
これは…滑るわ。
そして、ブランチネタだわ。
「FR車が坂道で停車する時は車止め必須」と書かれているサイトもありました。
自分が責任を持つべきモノの特性について、きちんと理解していなかったことを、めっちゃ反省しました。
まぁ、4WDにしておいても滑っていたかもしれませんが。
とにかく、路面凍結を甘く見てはいけませんね。
側溝に落ち葉が降り積もっていたこともあり、奇跡的に、車は傷ついたり故障することなく済みました。（私が側溝を掃除せず、落ち葉を放置していたのです。去年から。この時ばかりはズボラばんざい。）
引っ張り上げるために、ロードアシスタントには来てもらいましたが。
気持ちが疲れてしまい、この日はその後も、車では外出しませんでした。
次の日の選択
その次の日のことです。
小6息子がお友達2人とウチで遊ぶ計画があり、車で2人をピックアップしに出かけました。
ウチの集落を下って広めの道に出ると、「雪道？なにそれ？？(ﾟ▽ﾟ)」というくらい、道に雪なぞ無い状態になっていました。
遠い方のお友達を拾って、もう1人のお友達Hくんのところへ行くと、Hくんは待ちきれずに出てしまったとのこと。
まぁ、距離はあるけどウチに来たこともあるし、大丈夫だろう…と追いかけると、Hくんはずいぶん歩き進んで、すでにウチに続く雪道に差し掛かっていました。上り坂です。
前日の出来事が、頭をよぎりました。
ーーあそこに停めちゃダメだ。
私は、雪のない場所を選んで、車を停めました。
もし、私が前日こわい思いをしていなかったら、どう行動していたでしょう。
雪はゆるんできていましたし、4WDのままであれば問題無かったかもしれません。前日は下り坂でしたが、この時は上り坂だったという違いもあります。
でも、もし前日のように、車が滑ることがあったら。
車を傷めるだけでは済まず、Hくんに怪我を負わせていたかもしれません。
そう考えると、前日の出来事は、翌日安全な行動を取るための警告だったのではないかという気もします。（誰からかはわからないけど。）
そんなわけで、前日の出来事は警告だと勝手に解釈した私は、それを活かせたことが嬉しくなりました。
今後はそれより前の、ちょっとした予兆のようなものを、見逃さないようにしたいなぁと思いますが。
とにかく無事でよかったです。
メリークリスマス！
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