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イチゴ狩りがすごすぎた

【行く前】

コロナ禍でお出かけもあんまり出来てないから子供たちに何か楽しめるイベントを用意してあげたいね、と妻が決めたイチゴ狩り。イチゴ狩り… ハウス…混雑…  三密大丈夫? と思ったら完全予約制で、一度に参加する人数は限られており、写真の通りほぼ貸し切りだった。

僕自身「◯◯狩り」みたいなものに参加したのは20年前くらいに一度、父の仕事関係の日帰り旅行で梨狩りに行ったきり。梨そのものは美味しかったけどなんか肌寒かったし、手がずっとベタベタしてた印象が強く、イチゴと梨では全く勝手が違うことは理解しつつも、最初はあんまり乗り気になれなかった。

というか、そもそもイチゴ自体にあんまり惹かれない部分があって。多分実家で祖母の作った青くて小ぶりで酸っぱいイチゴを食べていたせいもあり、果物としてのイチゴのポテンシャルをかなり低く見積もっていた。

【いざ農園へ】

家から40分ほど車を走らせ、イチゴ狩りのハウスが並ぶ会場、岡山フルーツ農園へ。予約名を告げ、お金を払う。大人1,700円、未就学児は500円、2歳未満は無料。我が家は5歳と1歳の兄弟なので合計で4,000円未満だった。渡されたイチゴ狩りに際してのルールの書かれた紙を熟読する。イチゴは先端が甘い。練乳はヘタ付近に付けるのがよし。日陰に生ってるやつがおすすめ。ハウスでは走らない。受粉用の蜂にいたずらをしない。なるほど。

また、5歳の長男とはこのルールとは別に、よ〜く選んで、一度触ったイチゴは必ずもいで食べる、という約束もした。しっかり手を消毒していざハウスに入り、ヘタと練乳を入れる容器を受け取る。

【とんでもない】

イチゴって地面すれすれに生っているイメージがある。あるでしょう? 僕にはあった、祖母の畑で見慣れてたせいもあって。でもイチゴ狩り用のプランターはかなり底上げされていて腰くらいの高さまであるから、いちいち屈まないで済むのだった。土の部分はポリシートで完全に覆われていて、全体的にかなり清潔。なんかいい感じの音楽も流れているし、暑くもなく寒くもなく、快適だった。

いよいよ1つ目のイチゴを狩る。説明書の通りヘタの上を人差し指と中指で挟んで、イチゴをくるっと上に持ち上げ、もぐ。めちゃデカい。めちゃデカいイチゴを選んだから当たり前なんだけど。祖母のイチゴの経験則から言って、デカいイチゴってあんまり甘くない印象がある。でもなんかせっかくだからと思ってデカいの取っちゃった。大丈夫かな?

大丈夫でした。

めちゃくちゃ甘い。

めちゃくちゃ甘い〜〜〜〜

最高〜〜〜〜!!!!

イチゴめちゃくちゃ甘ーーーーーい!!

すごい〜〜〜

いい匂い〜〜!!!

甘い〜〜〜〜〜

ふと視線を上げると看板があり、この畑では「かおり野」という品種が栽培されていることが分かった。その名の通り香りに特化している品種とのこと。

イチゴが大好物の息子も、いつもの少食っぷりはどこ吹く風でもりもり食べてニコニコ笑っていた。糖分が満ち足りたからか、息子2人は始終テンションが高いままだった。「常温なのに美味しい」「パックのと全然違う」とは妻の弁。本当にパックのと全然違った。なんかこう… アニメの中ですごい美味しそうな果物を丸かじりするときの「ジャウ!」みたいな効果音があるじゃないですか。あれが、本当に鳴るんですね。

【ありがとうございます】

最初は30分くらいでもういいやってなるだろ、と思っていたのに、結局休憩を挟みつつ1時間半しっかり滞在していた。いくら食べても飽きないし、回転寿司と同じで、多少満腹でも目の前にあったら食べたくなる。手を伸ばしたらそこにあるから。

別のハウスでは違う品種も栽培しており、「ゆめのか」もとても美味しかったが、人気品種の「皆足姫(みなたるひめ)」はいつも午前中で取り尽くされてしまうとのこと。今度は午前中に来よう、と妻と話していると、なんと係の方がご好意で完熟の「皆足姫」を持ってきてくださった。

「規則をしっかり守るご家族だったので……」

いろいろご苦労がありそうです。そしてこの皆足姫がとんでもなく美味しかった。流石人気品種、香りが濃厚で甘味が深く、今まで食べてきたイチゴとはまた全く違う風味だった。

【総評】

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3年前の夏に初めてサーカスを見たときも相当感動したんだけど、今回は同等の衝撃を受けた。軽く見ていてすみません。

イチゴ狩り、最高!!!

一番おすすめの狩りです!!

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