昔むかしあるところに自分の才能を信じている男がいました。
その男は才能を信じていましたが、その才能を使うことなく死にました。

昔むかしあるところに口が達者な男がいました。
人の嫌がることを言わなかった男は大いに引き立てられ、多くの人に見守られて死にました。

昔むかしあるところに誰も信用しない男がいました。
誰も信用しなかったので男は誰からも信用されずに死にました。

昔むかしあるところにケチな男がいました。
大金をため込みましたが他人にも自分にもお金を使わなかったので、お金だけ残して死にました。

昔むかしあるところにいつも笑っている男がいました。
男の周りには笑顔が絶えなかったので幸せな人生を送って笑いながら死にました。

昔むかしあるところに仏頂面の男がいました。
男の顔を見るとみんな仏頂面になり、男は一度も笑うことなく死にました

昔むかしあるところにやさしい男がいました。
誰に対してもやさしかったのでバカにされることもありましたが、最後はみんなに尊敬されて死にました。

昔むかしあるところに嫉妬深い男がいました。
いつも嫉妬していたので病気になって寿命の前に死にました。

昔むかしあるところに男がいました。
そして死にました。


田舎の経済を潤します。