ゆとり世代のマンション検討ブログ~賃貸or持ち家?どちらの選択が合理的か~

こんにちは。
自己紹介は以下をご覧ください!

さて、現在のマンションを検討する際に、賃貸か持ち家かどちらが良いか、夫婦で議論しました。
このテーマは議論が尽きません、住宅取得における永遠のテーマだと思います。
私が購入したタワーマンション等はよく、このテーマに絡めて批判されます。最近はこの方の批評がよく目に付きます。

この記事より引用です。

――マンションは買ったほうがいいですか?――
ひろゆき氏:マンションだったら、購入するんじゃなく「賃貸」がいいと思います。子どもがいたりすると、教育事情で引っ越したりすることもあるでしょうし。
 あと、実家の近くにマンションを買う人が多いんですが、「義理の親が家に入り浸っているうちに仲が悪くなった」という話もよく聞くので、賃貸のほうが身軽でいいと思います。「持ち家」も同じような理由で、よほどお金に余裕がないのであれば、賃貸のまま暮らしたほうが幸せですよ。


(出典:https://diamond.jp/articles/-/273960
週刊ダイヤモンド・オンライン
「ひろゆきが「タワマンだったら『2階』に住め」と語るワケ」より

賃貸か持ち家か、については、個々人の選好や経済状況に依りますので、この記事のように、賃貸が合理的選択になる方もいると思います。
さて、私の属性の場合、経済的にどちらが合理的でしょうか?
当時夫婦との議論を記したいと思います。

<目次>
1.前提条件
2.中古相場と賃料相場は?
3.どちらがお得?

1.前提条件

まず僕の住宅取得の条件ですが、
・大阪市内
⇛妻が大阪市内、僕は奈良に通勤しているので、市内でかつ奈良への通勤利便性の高さが条件でした。
北摂も候補でしたが、大阪市内が視野に入る価格帯だったため、大阪市内にシフトしました。

・30歳既婚、幼児1
⇛子どもは1人と決めているので、広さは2LDK、60㎡以上が条件でした。
元々3LDK、70㎡以上が絶対条件でしたが、この記事を読んで2LDKを候補に入れました。

廊下等のデッドスペースが少ない、効率的な2LDKであれば、
郊外板状マンションの70㎡、3LDKよりも利便性を享受できてストレス無く暮らすことが可能になります。

・年収は500万、世帯800万
⇛ライフプランを作成し、予算は5,000万以下で探すことにしました。
ローンはフルローンでペアローン、諸費用は借り入れせず支払いました。

・大型マンション
⇛マンションは必ず管理費、修繕積立費がかかります。
大型マンションの方が、メンテナンス費用を無理なく貯めることができ、ランニングコストの上昇も緩やかになると考え、100戸以上の物件を条件としました。

まとめると
・大阪市内
・60㎡以上
・5,000万
・大型マンション(100戸以上)

が条件でした。
賃貸の条件は、候補のマンションと比べて、
月々の支払いが安いもしくは、候補より利便性や立地が良ければ、賃貸にしようと結論付けました。

2.相場は?

僕のマンション探しですが、
購入を決定したのは2021年の夏になります。マンション購入を検討したのは、2020年の夏ですが、当初は北摂の新築マンションを探しておりました。
具体的に検討したのは、この2つです。

当初は、北摂の利便性が良いマンション(駅徒歩10分圏内)
を検討していましたが、
例えば高槻・茨木・千里中央・桃山台などの市内へのアクセスの良い駅チカ物件は、予算オーバーしてしまいます。

そこで、岸辺駅前のマンションに目をつけました。
ただ、ローレルスクエア健都やパークナードグラン吹田SSTでも欲しい部屋は4,000万円後半はしてしまうので、それなら、大阪市内の中古マンションの方が良いのでは、と考えるようになりました。

少し狭くなりますが、先程紹介したすまいよみさんの記事を見て、2LDKの60㎡であっても、効率の良い物件であれば候補に入れようと思うに至りました。

最終的に購入した物件は、築10年のタワーマンションの中層階、2LDK65㎡で5,000万弱でした。
市内のタワーマンションで㎡単価は73万円~75万円(坪単価250万円)でした。

次にローンシュミレーションです。
4,900万円の借り入れで、今回は0.41%の変動金利で借りることができました。少し辛めに0.5%の想定でシミュレーションしました。
結果は以下のとおり。

無題

ここに管理費・修繕積立費を加えると、約15万円となります。
ということで、賃貸を15万円を上限とし、市内で物件を探してみます。
大阪市内で家賃15万円、60㎡以上で検索すると以下のように出ます



ただし、僕の選好から見ると、住みたい立地の賃貸は正直ありません。
福島区・北区等の大阪キタの駅チカで検索すると。。。正直ほとんどありません。
大阪市内で立地の良い、人気の駅チカとなると、分譲マンションを販売します。
わざわざ賃貸で販売するメリットは少ないです。
特に日本の場合、融資や税制面で、伝統的に新築住宅の取得を推進してきたため、50㎡超の賃貸住宅ストックは極端に少なくなっています。

*この議論は、以下の書籍を参考にしています。https://www.minervashobo.co.jp/book/b370259.html

この経験から、大阪市内で住むことを考える際、住宅取得が最も合理的であるとの結論に至りました。
すくなくとも、住宅取得が非合理的である根拠は乏しいと考えております。

3.どちらがお得?

大阪市内においては、
分譲マンションの方が、住宅取得の自由度が高く色々な立地を選べます。
また、現在の低金利の前提ですが、月々のキャッシュは賃貸とほぼ大差ありません。
そうなった際に、住宅における満足度や住宅取得のインセンティブとなる、住宅ローン現在等に乗っかる方が、合理的な選択であると考えました。

分譲マンションの資産性を抜きにして考えても、
大阪市内における賃貸vs持ち家論争は、選択の幅や満足度において分譲マンションの方が総合点は高いと思います。

もちろん所属会社の住宅補助が手厚ければ、分譲賃貸を借りて差額を運用する選択肢もあるでしょう。

ただ、会社からの支援が期待できない私たち夫婦にとっては、合理的帰結として、持ち家取得となりました。

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