自分は人を殺すんじゃないかと怯えつつ毎日働いている
お疲れ様です。
自己紹介で改めてリアル事情を書いた理由を、真っ先に書いておく必要があると思って
この記事を書いています。
一言でいうと「noteで安全衛生の話も記事にしたいから」です。
この辺の話の納得度上げとかある程度聞き入れてもらうためのリアル事情開示です。
製造業とか建設業とか「現場で働く人」と称される人には聞きなじみがあると思うんですよね。
どの業界まで認知されているんだろうか、と時々思います。可能なら安全衛生の概念を全業界認知しろください。
人間って思ったより簡単に怪我したり死ぬんだな。
週一スパンで半日実験実習をやる授業があるような学校に入ったのが、
タイトルみたいなことを思っているきっかけです。
初週は安全に関する座学で、人死にレベルの怖い話もガンガン聞かされました。
実験の廃液を捨て間違えて、有害なガスで部屋の全員が倒れたうえ一部は死んだ。などと。
自分がやらかして自分が死ぬのは許せるというか諦めがつくけど、
自分のやらかしで他人を死なせたら絶対に立ち直れない自信がある。
というかやらかして他人の体に損害が出た時点でたぶんトラウマになる。
そう思って薬品を使う実習は毎回慎重にやっていた記憶が残っています。
さいわい学校では自分の指先がビンや試験管から垂れた酸で焼けたくらいで卒業しました。
何回かやらかしてはいますが今も自分の指の指紋は10本ともくっきりしています。
出くわしたエピソードの方がヤバイのと、自分のやらかしは水で洗い流すだけでなんとかなったので
感覚として矮小化されてるような……
それでも「危ないことって思ったより簡単に起きるよね」というのは確かにあります。
そして自分が働いてきた現場には指の欠けたおじさんが何人かいました。
みんな小指というわけでもないから、事故の類かな。
下手に聞くわけにもいかないので見当だけつけてました。
これを読んだ人も気にして探してみると意外と職場にいるかもしれません。
指の欠けは見てわかることだから気づきやすいのかもしれないけれど。
内臓や周りから見えないところは公言するか特徴的な症状や薬で気取られるかな。という認識です。
自分も他人もわからないことはわからない。
初めての現場では大きな機械や資材、台車やフォークリフトが行き交うのを見て「単位がデカい……」という感想しか抱けなかった駆け出しでした。自分も必要があればそれを動かすのでいつも緊張していた気がします。
何かあれば事故だし、他所の事故や事故以下だけど危なかった報告も流れてくる。
金属のドラム缶って空でも30キロあるんですよ、中身入ると100キロとか簡単に超えちゃうんです。
これにぶつかるとかこれが落ちてくるとか、怖いですよね。でも仕事中に運ぶんですよね。
これは余談ですが、立って乗るタイプのフォークリフトで配管カバーへこませました。
こちらもさいわい配管本体は無事でカバーの交換だけで済みましたが、当然メンタルもへこみました。
直してもらったものの、後日同じ場所を誰かがガッツリ凹ませてて「誰やねん?!」ってなりました。
人間って思ったより簡単に怪我したり死ぬんだな。
自分のミスで人を怪我させたり、死なせることも起きうるんだ。
自分も他人も守るために、気を付けて仕事しないといけないな。
でもどれだけ気を付けていようが「本当に大丈夫か?」はいつだって怖いよー!!!!
そんな怯えと一緒に日々働いています。