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聖福寺山門木部解体始まる

万寿山聖福寺山門解体修理は今週から木部番付解体が始まりました。先ずは野地板部分に番付を施し位置を確認して取り外してゆく。

取り外した野地板を修復時に再利用出来るか出来ないかを判別し再利用するものと破棄するものに分けておく。

文化財は保存維持を目的としているので漆喰や使われている土もサンプルを取っておき復元時に同じものに再現若しくは再利用をする。

野地板を外して行くと中央上段部の梁に棟札が貼り付けてあるのを発見!!最初に目に入ったものは大正と記された棟札でした。県文化財の時の調査では山門は最低限の足場を組んでの調査でしたので棟札を確認出来ませんでした、その為に解体修理には確認出来るだろうと期待していましてが、大正の棟札とは…がっかりしていたのですがその横に聖福寺縁起を記した元禄15年の板が貼り付けてあった。
まだ貼り付けた状態なので視える範囲で読むと創建時の内容と山門について記されているようである。また創建時に普請を行った人物の名前があった。名前が見えなかったが二大居士とあり、唐人四人李氏・呉氏・郭氏・林氏の氏名が記されていた。