013

暑い。今日は朝起きてちょっと早めに家を出てバイト前にボディークリームを探しに行った。ありすぎて買えなかった。いい匂いの香水を見つけた。嬉しい悲しいプラマイゼロ。選択肢がありすぎると選ぶことに疲れて何も選べなくなる。選べるって本当に贅沢なことだ。超だるいけど。
バイトに出勤したらいつもなかなかシフトが被らない子とシフトが被った。元気に表情をくるくる変えながらケラケラと笑う子。誰とでも同じような温度感で話す子。日に焼けた腕には私とお揃いの切り傷が私よりももっと太く強く走っていた。彼女もいろんな気持ちを越えてきたんだ。幸せになってほしい。というか、今幸せだったらいいなと思う。自分と似たような傷口を持っている人たちの幸せを祈らずにはいられない。彼ら彼女らの幸せを祈ることにより昔の自分を私は救いたいのだ。何も言わずに潰れるくらいに抱きしめてやりたい。他人の傷口を自分の都合よく解釈して利用するなんて自己中だね。でも自分が1番大切だもの。

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