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神須屋通信 #0


「神須屋通信」note 版 始めます。

 新型コロナ第3波はまだピークが見えなくて、どこまで大きな波になるのか不安な毎日です。特に、私の住む大阪は医療が逼迫していて、ついに、赤信号を出しました。通天閣も太陽の塔も毎晩赤く染まっています。そんな中で、高齢で基礎疾患もある私は、かつての巣ごもり生活ほどではありませんが、不要不急の外出をひかえる自粛生活に戻りました。

 その新型コロナが日本を襲って、最初の波をつくろうとしていた今年の3月頃、私にはコロナ以外に心配なことがありました。二十数年つづけていた私のホームページ「神須屋通信」を3月末で閉鎖しないといけなくなったことです。ずっと「SANNET」というプロバイダーを利用していたのですが、そこが、「楽天モバイル」に吸収されて、ホームページのサービスを止めることになった。その時点で、どこかのブログサービスに移行するという選択肢もあったのですが、結局、私が選んだのは、このnoteを始めることと、違うプロバイダーを見つけて、「神須屋通信」を継続することでした。たぶん、ブログよりも、慣れ親しんだホームページという形式に愛着があったんでしょう。従来通り、ホームページで月に一度の「神須屋通信」(それまでと区別するために、RETURNを加えました。)を更新しながら、note には、日常生活の報告である「通信」以外の、書き溜めてあった小説やエッセーなどの文章を不定期で投稿することにしました。なにしろ退職老人だから、時間はたっぷりある。

 12月に入って異変が起きました。正確には2度目の異変です。私のパソコンiMacやiPadで、「神須屋通信」が見られなくなったのです。10月の1度目の異変では、画面に「The transfer has triggered a Web Application Firewall. This transfer is blocked.」という、今まで見たことがない英文が表示されました。これは何のことか?早速、プロバイダーに連絡しました。そして、驚くべき返答を聞きました。こちらでは、何の問題もなく見えていますよ、と言うのです。safari のせいかもしれないから、ブラウザーを変えてみたらと言われたので、いくつかのブラウザーを試してみましたが、症状は変わりません。仕方なく、ファイルをサーバーに入れたり消したりしていたら、どういうわけか、突然、画面が元に戻りました。全く、訳がわかりませんでした。

 そして今回。今度の画面は「NOT FOUND」でした。つまり、サーバーに、あなたが指定したファイルは見つかりませんでしたよという表示が出たのです。今度もすぐにプロバイダーに問い合わせました。ところが、返答は前回と同じ、こちらでは普通に見えていますよ、ということでした。さて、どうしよう。今回は、ブラウザーを変えるのではなく、HTMLファイルを書き換えてみようと思いました。ご存知のように、ホームページのファイルは、HTMLという形式で書かれています。二十数年前、私は、参考書を見ながら、見様見真似で「神須屋通信」を独力で作成しました。世の中には、ホームページ作成用のソフトが販売されていましたが、私は、それらのソフトを使用しませんでした。今回初めて知ったんですが、私のようなやり方を「HTMLタグ手打ち」というそうですね。タグというのは、HTML文書作成に使う英字の記号のようなものです。わが「神須屋通信」のHTMLは、二十数年前に書いた骨董品のようなものだから、最新のサーバーに適応していないのかもしれない。だから、ウインドウズでは読めてもマックでは読めないんだと考えたわけですが、さて、それならタグをどう書いたら良いのか。それが解らない。私は、古希になった老人です。いまさら、HTMLを勉強しなおす時間も能力もありません。そもそも、ホームページが、ウインドウズでは読めて、マックでは読めないということがありうるのかどうかも疑問です。サーバー自体の問題ではないのかという疑いも捨てきれない。でも、プロバイダーは、自信を持って、ちゃんと問題なく見えていますよと言う。さてさて、どうしたものか。

 というわけで、私が出した結論は、この際、ホームページはあきらめて、全面的にnote に引っ越そうというものでした。というわけで、ここ二十数年間、毎月一回更新してきた「神須屋通信」を、今月からnoteに移すことにしました。ほとんど個人的な備忘として書いている、限られた家族や友人しか読まない、私的な文章ですが、よろしければ、皆さんもお読みください。今回は、初回のご挨拶でした。


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