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一旦報告

念願の栃尾又温泉「自在館」で1泊した。つぎは少なくとも2泊したい。

僕は元気に旅を続けています。ただ発信は怠ってきました。そこで、どういうふうに渡ってきたかここに簡潔に書いておきます。詳細はnoteとかにゆくゆく書いていきます。おもしろい人・場所を知ってほしいので。

試しに有料記事にしたけど、全部無料で読めるといっても過言ではありません。有料部分は、万が一お金を払う人がいてくれた場合に備えて、短いメッセージを最後に残しているだけです。

4月下旬 ~
小樽から舞鶴へ
京都市・宇治市・大阪市・神戸市・有馬温泉・岡山市・倉敷市と観光しまくる。
なぜいきなり舞鶴だったのかというと、大阪に用事があったため。大阪市フェスティバルホールで「平沢進+会人(EJIN) ライブ 24曼荼羅(不死MANDALA)」を観に行った。人生初ライブ。声出しNG座って拍手。
高校や大学の友達と会ったり、断念したり。

神戸のはずれの公園で人生初テント泊をしようとテントを構えた。テントはモンゴルとオーストラリアの砂漠横断に本気で立ち向かった方に、ありがたいことに譲ってもらった。テントを構えたはいいものの、夜の治安は悪かったようで、若者がなにかをひかえめにテントに投げて、きゃっきゃと逃げていった。僕はテントをたたんで、深夜の住宅街を抜けて、ネットカフェへ避難するも、明るいし音楽がうるさくて眠れなかった、という散々な夜だった。僕のリサーチ不足。


5月中旬~
岡山県高梁市吹屋でWWOOF
ホストは夫婦でネパールカレーの移動販売「きいろい台所」と、吹屋のキャンプ施設の運営を、お母さんが「髪の癒し処 彩紅」を手掛けています。ホストだけでなく、地域の方々に大変お世話になりました。子供と遊んだり、ガラムマサラを作ったり、ベンガラでオーガニックコットン長袖を染めたり、松の危険木伐採を手伝ったり、うさぎの世話をしたり、人生初テニスしたり、ホルンを吹いてお金をいただいたり、蟻を食べてしまったり、2代目のうどんをいただいたり、髪を整えてもらったり、ほぼ毎日カレーを食べたり、そして子供と遊んだり・・・。2ヶ月弱滞在しました。

7月中旬~
岡山県の湯原、社地区、蒜山高原、島根県の出雲市、太田市(石見銀山)を観光。

ヒッチハイクで乗せてもらった方のすすめで湯原へ。名前の通り温泉街。ここに来て観察すれば源泉掛け流しのための工夫がわかるかも。

湯原からまあまあ歩いたところにある社(やしろ)。千年杉という大木を目指して歩いていたら、軽トラのおじさまが社地区の中心まで乗せてくれた。この地区のことや歴史ある御堂のことをお話ししてくれた。きれいなところだった。このときめきは恋に似ていた。
そのあと坂を登って千年杉の立つ形部神社・佐波良神社へ。見張らしもよい、空気もよい。家が隣にあるけど、ここでテント泊した。

蒜山高原は山の上に平たい地形が広がっている。昔は演習場にもなっていた。蒜山といえばジャージー牛乳と大根。大根の収穫は手で抜いてトラックに乗せるそう。
ひるぜんワイナリーでワインやチーズを選んでいると、店員さんの視線を感じる。会計をしているときこう話しかけられた。「それは何が入っているんですか」「ホルンです」「ええ~(別の店員)」「ほらやっぱり」大盛り上がり。外でホルンを吹いたらミニソフトをいただいた。

出雲では「shitsu」という、古民家をなおした一棟貸しの宿に泊まった。ここの宿泊権を鶴居村で出会った方に譲ってもらっていた。そのお返しに出雲の話をするという約束は忘れていませんよ。
出雲市で、ソフィアファームで出会った方と感動の再会。

7月末~ 西へ進んでいたのを折り返して東へ
鳥取県米子、そのあと日本海側を沿って移動
大学の友達と再会、泊まらせてもらった。さいこうにだらだらした。
ヒッチハイクで金沢まで進んだ。兼六園見たかった。

8月初旬~
石川県能登町穴水 二子山牧場でWWOOF
自分の牧場から出た糞尿とよそから受け入れている牛糞や菌床で堆肥を作っている酪農家。草はほとんど自給。新規就農した初代は3回異なる大きな失敗をして地獄を見てきたという。僕は朝晩の作業に加えてトラクターで草地を起こしたり、ディスクハローの溶接をさせてもらったりした。2週間滞在した。
家の蛇口から井戸水が出る。毎日毎食その水を飲んだ。水道水との違いがはっきりわかった。僕はきれいな水の近くに住むと決めた。

8月中旬~
新潟県佐渡 2泊3日
佐渡島は周囲280kmもあり、想像よりずっっと広かった。
夜、聖書の勉強会があるということで相川キリスト教会を訪ねた。面識はあるはずもなかったが、こころよく迎えてくれた。この日は僕と牧師夫妻だけだった。聖書の話はほとんどせず、僕の身の上話と佐渡の話で時間が過ぎていった。そして大変ありがたいことに、明日車で観光に連れてってくれるという。わーい。
佐渡に来る前、バスのフリーパスを買うか、車中泊もできるレンタカーを利用するか悩んでいた。結局、バスがせっかく走っているのにレンタカーでさらにガソリンを消費することはないだろうという結論に至った。レンタカー使わなくてよかった。
翌日、朝から夕方までつき添ってもらった。映画「君の名は」を見ようと誓った。
すてきな晩御飯とプリンを「Un Grand Pas(アングランパ)」で食べた。そこの店員さんとお話ししたのもよく覚えている。その店は不定期でパンを置いている。「気まぐれパン屋」という名前だったはず。なるほど将来真似するかも。

8月中旬
FUJI ROCK FESTIVAL'21 3日間の内後2日
参画している誰もが心のどこかにもやもやを抱えていた。人の集まるイベントが分断を生むきっかけになり、文化が抑圧されていると強く感じた。僕はこう考えた。批判にさらされながらも開催したフジロックが、将来もやもやを抱え込むことなく大型イベントを開催するための実験になるのでは、と。これで心の中のもやもやを薄めた。フェス終了後主催者側が参加者の体調を追っていないから医学的な実験には全くならないけど、これでよくわかったことはやはり、世論からはみ出していない人の内のごく一部が「自分ははみ出していない」ということを盾に、世論から逸脱している行為を、苛立ちや怒りや蔑みを隠さないことを悪びれもしない調子でネット上に文言を載せて非難するということ。そして、そのような荒立たしい強い言葉を見た日和見がなびくということ。ここでいう世論というのは、「今は旅行すべきでない」とかというような雰囲気を指す。分断を小さくするには、また分断が広がらないようにするには、先入観を外す方法、論理を正しく積み重ねる方法、自分と異なる意見を判断せずにとりあえず受けとっておく心構えを身につけるのが有効だろうか。あと個人の生物的な守備として、免疫を鍛えること。幸せを感じること。
さて、フジロックは人生初フェスだった。会場が富士山の近くなのかと思っていたら新潟県のスキー場だった。ステージそのものがたくさんあると感じていたが、今年はステージの数を減らしていた。アーティストの数も、入場者の数も減らしていた。面積は広げたらしい。密を避けるため。
僕の知らないアーティストの方がはるかに多かった。新たに好きになったアーティストもいれば、好みではないアーティストもいた。好みでないとわかったときに途中で抜けるのに勇気を振り絞った。ステージの近くに座っていたから。好きなアーティストはさらに好きになった。
2日間とも大雨に見舞われた。でもぼくには5年もお世話になった農家バイト先からいただいたカッパがあったから大丈夫。足袋は防水でなかったから濡れた。

8月下旬~
新潟県阿賀町豊実でWWOOF
佐藤賢太郎さんと佐藤マキ子さん夫婦にお世話になった。賢太郎さんの本業は彫刻家だけど、豊美やアートのためにいろいろ活動している。ホームページを見てね。あと、賢太郎さんは心持ちや習慣の改善でもって癌を治した。ホームページとか「ガンの患者学研究所」を見てね。
僕が訪ねる2週間ほど前に、火事で仲間たちと建てた野外入浴施設が燃えた。周辺の木がすっかり枯れただけでそれ以上は燃え広がらなかった。現在復興中で僕はその手伝いをした。ソーラーパネルを建物の壁にする、残った鉄骨と地面の間に柱を差し込むなどなど(伝わってますかね)。表面の焼けた黒い木材も使った。
あと、田んぼのヒエ取り、クサネム抜きもした。無農薬無化学肥料。放棄された田んぼを甦らせたという。
火事現場に残った鉄板にペンキで絵を描いた。「自由に描いてくれ」と頼まれたから、自分の中で生まれた発想に誰も横槍を入れてこないように大切に抱えてあたためて、ペンキにのせて描いた。僕の絵を見た賢太郎さんの反応は、特に何も言わなかった。絵をみたときに出てきた感情を尊重してそのまま受け取るために、僕に何も問わなかったのだと思う。そう、思う。
ここもお水がおいしい。車をちょっと走らせて「長生き清水」を汲みに行っているから。
北海道鶴居村丘の上のレストラン「ハートンツリー」で習ったパンを作ったらたいへん喜ばれた。ホストにも、僕と時期の重なったWWOOFerにも、WWOOFerのパートナーにも、お客さんにも。精進しよう。

9月3日
新潟県魚沼市栃尾又温泉「自在館」
冒頭にやっと追いついた。
心が安らぐ雰囲気と温泉に浸かれる。自然を上手につかってそういう環境を整えてくれていることに感謝。
1泊2食で1万円以上する。冷凍ラジウム納豆を友達と家族に送ったからもっと払っている。

金銭感覚はだいぶ変わった。自分のからだのため(食べ物)、応援したいもの、体験したいものにお金を払うのにあまりためらいを感じなくなった。おかげでカツカツになっている。稼がないと。

現在
富山駅前の宿に泊まっている。

明日
氷見市のサントスさんのところへ行く予定。。

これからの動き
氷見うどんを実家と友達に送る。
京都、広島、山口を通って九州へ。
五島うどんを実家と友達に送る。
冬は沖縄にいたい。

その後の予感
太平洋側を通って北上する。
来年の秋に実家に帰る。
再来年から田舎で暮らし始める。


豊美でWWOOFしているとき、若石健康法(足もみの一種)に出会った。身に付けたいと思った。これもお金がかかる。
初級プロコースは全国の実践者の元で教わることで修了することができるが、時間もかかる。20時間かけて学ぶような設計になっている。できるだけ早く修了したいが、お店の都合があるから2、3ヶ月かかる。この間どこでどのように過ごすか、というのが喫緊の問題。

簡潔に書く心持ちだったが、書き出すとあれもこれもと書きたくなって、想定以上に長くなり、夜遅くなってしまった。もちろん、まだまだ書ききれていない。去年のことも書ききれていないし。

とりあえず、報告でした。ありがとうございました。
面白い人・ところがありましたらぜひ教えてください。

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