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お前のオールをまかせるな
学生から社会人になるとき
自立したとみなされると思う。
だけど、働いているだけで何も変わっていない。
社会的な責任を負うとか、会社での役割をもつとか
そんなのはなんにも考えていなくても自動的に負わされる。
私は「自分の人生を自分のオールで漕ぐこと」が
できないまま周りの環境に流されてきた
私自身、自分自身でオールを漕いでいる感覚がなかった。
私は一旦誰かの船に乗り込んで、進んでいる気になっていた。
気づいたら、オールを誰かに渡してしまっていた。
与えられて役割をこなすことも重要ではあるが、
本当に自分がやりたいと思ったことに向かって
人生を進めることが、自分の人生のオールを漕ぐことになるのではないか。
自分のオールを取り戻そう。
一生誰かに乗せていってもらう人生は面白くない。
「周りの人と違うことがしたい」
これは小学生のころ私が大事にしていたことだ。
今更思い出した。
周りには理解されない、へんてこな美術の作品を作り入賞した。
自分でいうのも恥ずかしいが、嬉しかった。
ただ成長していく過程で
ベーシックな人間になることが良いと思うようになっていた。
自分の思いよりも、周りからの評価を気にしていたんだと思う。
でもそれはやっぱり違う、自分の人生を評価できるのは自分だけだ。
忘れていた。
この本を読んで、見つめ直そう自分を。
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