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アカデミー 蹴初め

神奈川県の桐蔭学園高等学校が初の単独優勝で沸いた全国高校ラグビー大会が閉幕しました。今年もたくさんの熱戦が展開されました。
その夜、数年後にこの舞台に立つことを目標にする小学生ラガーマンが集まるラグビーアカデミーの2020年最初の練習が行われました。

練習メニュー

アカデミーってどんな練習してるの?と思われることも多いので、簡単に昨日の練習メニューをご紹介。

W-up(ダイナミックスキップ、ダッシュ)
対面グリッド(ポップパス、ハイボールキャッチ、ゴロキャッチなど)
4列パス
状況判断ドリル(3v2)
タッチフット(SH付き)

テキストにするとアッサリ感があるのですが(笑)、とにかく基礎のハンドリングの部分には時間をかけています。
95年のJリーグ開幕、2000年代の携帯ゲーム機の発達を分岐点に、とにかく野球をやる子どもが減ったこともあり、キャッチが不得手な子どもが増えたように感じます。

良いパスは良いキャッチから

私が他人様にラグビーを教えられるようになっている原点となったラガーマンのお言葉。1年近く真横でコーチングを見させていただき、ためになりました。ちなみに、このツイートの短期ラグビー教室に参加していた当時小6のラガールは、この年末のU18女子東西対抗でトライをマークするまで成長しました。子どもの可能性って、ほんと無限大ですね。
話は戻りますが、良いパスをするためには良いキャッチが必要です。
特に高学年~中学1年生くらいまでは、この差が顕著に出始めるため、反復練習をしながら自分のモノにしてほしいと思っています。

キャッチが上手くいかない要因

たくさんの子どもたちを見てると、キャッチが上手くいかない要因はいろいろあるように思えます。一つずつ潰すしかないんですが…。

① パスを怖がってしまう(受け身)
→ノックオンしても命をとられるわけじゃないので、思い切ってチャレンジしていくこと
② 手の平でキャッチしてしまう
→パスに映る時に持ち直すことになるので、指を使ってキャッチすることを意識してもらう
③ 自分のスピードとパスのスピードが合わず、アンバランスなキャッチになる
→キャッチのタイミングを修正すれば大丈夫なので「間合い」をアドバイス

これを修正できた場合、次に待っているのがキャッチしてからスローするまでに時間がかかってしまい、慌てて投げる→バッドパスになるという悪循環です。
上手な子たちは「キャッチしながら、投げる」、「投げる体制でキャッチる」を実践できていますが、苦手な子たちは「キャッチする。投げる。」と2つの動作になっていることが多いです。
自分がパスしやすいキャッチのポイントを覚えることができれば変わっていくはずなので、そのための練習方法を少し考えていきたいと思います。