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ラグビーアカデミーのススメ

クリスマスイブの昨日はラグビーアカデミーでした。プレゼントを心待ちにしている子どもたちが元気にラグビーに取り組んでくれました。

ラグビーアカデミーとは?

主に平日の夜間にチームの垣根を超えてプレイヤーが集まり、トレーニングに励みます。
チーム活動ではないことが特徴で、ラグビーをもっと上手になりたいと考える子どもたちが集まります。

アカデミーのメリット

プレイヤー視点のメリットは、異なるチームのプレイヤーと一緒に練習に取り組むことにより、たくさんの刺激が子どもたちに広がることが真っ先に挙げられます。
試合会場でもチームの垣根を超えて談笑する姿が見られ、新たなコミュニティとしての役割を発揮しています。
次に週末2〜3時間のチーム活動だけでなくボールに触れる機会をアカデミーが提供することにより、プレイヤーのモチベーションが大きく高まります。サッカーやバスケットボールなどでは、平日の活動が当たり前に展開されていますが、ラグビーにおいてはハード面や指導者の数など、さまざまな側面で追いついていないのが現状です。少数ながらも全国各地のラグビーアカデミーで入会者が右肩上がりという現状は、大きく支持をされているという裏返しでしょう。
また、チームで展開されるコーチングのみではなく、ジュニア期にさまざまなコーチングを受けることによりプレイヤーのラグビーに対する考え方に広がりが生まれることもメリットとなります。チーム指導者とアカデミー指導者が同じことをコーチングしていれば、プレイヤー自身もこれが大切なことだと認識をします。

アカデミーのデメリット

スポーツには正解がないため、スポーツ指導にも基本はありますが正解はありません。このため、所属チームとアカデミー指導者でコーチングに違いが発生し、プレイヤーに混乱を招くことがあります。
アカデミー指導者はチームの指導の現場や考え方について理解をし、プレイヤーに適切な選択肢を与えることが重要となります。

ラグビーアカデミーが期待されること

アカデミーはチーム活動ではありませんので、原則としてチーム活動を補完する役割となります。どのチームでプレーしていても必要となる基礎スキルを身につけることにより、自チームでより実力を発揮してもらうことが目的です。

U-12世代で考えますと、ハンドリングであれば、アーリーキャッチ、フォロースルー、キャッチングの際の身体の姿勢(流れない)など。コンタクトであれば、逆ヘッドをしないこと、ボールをキープするためのダウンボールなど。
これらの基本スキルを身につけて「出来る」レベルに上げることにより、自チームで活躍してもらう、これがアカデミーが果たす役割と考えています。

興国パフォーマンスアカデミーラグビークラブ

そんなアカデミーの中で私が携わっているのが、興国パフォーマンスアカデミーラグビークラブ(略称KPARC)です。
興国高校のご好意でグラウンドを開放いただき、たくさんの小学生ラガーマンがラグビーに取り組んでいます。
現在では幼児〜中学生まで80人以上のプレイヤーが登録していて、大阪でもトップクラスの規模に成長しました。
もっとラグビーをしたいというプレイヤーは大歓迎、ぜひ体験に来てください。