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これぞジャンク!(ハジキのはなし(3))

休みのうちに届けばいいなぁと思っていたものが軒並み休みが終わってから届くことが確定し、ちょっとガッカリです。

第一陣が早朝届きました。
切らしていたのに気付いてあとから手配したシリコンスプレーがいち早く届いたのは幸いです。
とりあえずまず先にP226 RAILのメンテ。
かなり放置していた割には機関部に油っけが残っていたのでちゃんと注油した上で稼動確認。
スライドにも注油して摺り合わせの確認し、マガジンもバルブ周りに注油。
グリスアップをするほどまではないようで、ちゃんと快調に動作します。
(こっちはそもそもちゃんと動いてたのであんまし心配していない)

そして、一緒に届いたのはこれまたあとから追加で購入したジャンクでした。

まずは動作チェック

東京マルイの92Fミリタリーです。
久々に握るベレッタ。あれ?もっと手に余る感じだった記憶だったけど、そうでもねえな。

スライドの摺り合わせを確認すると、妙に軽い。引っかかりはないのでいいんですが、ちょっと気になる。
とりあえずフィールドストリッピングをしてみるとスライドや機関部に油っけは残ってます。

フレーム側を見ると、トリガーのダブルアクション、シングルアクションの動作に支障なし。
懸念していたバルブノッカーもちゃんと動いていそうです。

マガジンは汚れや擦れがひどいですが、汚れは落としたところガス漏れは無し。まあこれだけでも良かったなと。
ガスを入れたので動作確認……んンッ!?シリンダーの動きがおかしかったぞ!?
トリガーを引くと盛大に生ガスブシャー!!!

そうだ、これでこそジャンクだ。
やる気出てきたぞ!

不具合の原因を探る

とりあえず、何が悪いのかを見てみます。
さっきバルブノッカーの動きは見ていたので、想像以上に押しっぱなしになるのかな?と思ったのですがどうも違う。

スライド側を見て、さっき動きに違和感があったシリンダーを見るとなんか違う違和感が。なんか足らん。

……よく見たらシリンダーリターンスプリングがない。しかも両方!!

あー。なるほどね。これは他にもなんかあるぞ?

スライドレールを外してみると、ピストンはあるけどピストンカップなくね!?更に言うとその奥の白いの何??グリスの固着?

そういえば、セーフティーは機能してるっぽいけど妙に軽くてクリック感ないんよなあ。もう嫌な予感しかしない。

昔ハジキいじりしてた頃の道具を入れてるガーフィールドのカンペンを探し出してきて、中にあるはずの六角レンチからセーフティーを分解するためのイモネジを外せるサイズを探します。
つーか、昔のワシ几帳面なことしてんなぁ、ホップアップ調整用のレンチに一つ一つ何用か書いてる。テープ貼ってる場所が悪いけど。
つーかこのカンペンに失くしたと思ってたタミヤのピンバイス入ってた!

バラし方はこの何日か動画で見てるのであまり迷うことなくセーフティーを外してみると……

もうこんなんグロ画像やん。・゚・(ノД`)・゚・。
なにこのベッタリこびりついてるの!
シリコングリスがこんな固着するの見たことないんだけど。
強いて言うなら、シリコングリスに鉱物系のオイルとかグリスが混ざって変質するとこんな感じか。
そして案の定、セーフティーのクリップピンとスプリングが入ってない。
(※追記:スプリングはよく見たら入ってました)
そのくせよく失くなりがちなセーフティーロッド(三角のやつ)は失くなってないというね。

とりあえずこびりついてるのグリスだったものと思われる成れの果てをこそぎ落とし、元通りに組み直す。
こういう作業は嫌いじゃないが、治らないとわかっててやるのはなんかやるせないというか。

アウターバレルにプラを侵食したような跡があるので、ひょっとしてプラを侵す潤滑剤を使ったんじゃあるめぇな?5-56とかさ。
某フリマの出品者は持ち主という感じがしないので、たぶんメンテナンスをよく知らない人がいじり壊してしまったものが流れ流れてやってきたという感じ。

「予備の予備」でまだ良かった

今回ジャンク品を追加購入したのは、手配中のものの中に欠品ありのものが含まれていることから、そのパーツを抜き出すための部品取りにするつもりでした。
程度が良いならあわよくばこちらを健全化することも考えてましたが。

現状では欠品パーツが多すぎてどうしようもないということはわかりました。
後ほど到着する別のジャンクと見比べる必要はありますが、こちらは下半分が健全という前提で使えるパーツをこっちからもいで、残りは予備パーツとかカスタムのベースにする他ないかな。

とりあえず、残りのブツの着荷を待ちます。

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