見出し画像

回線と運用端末の整理

先日のこと、しばらくぶりに携帯の回線契約を見直しました。
これまではNTTドコモのシェアパックを利用して、家族の回線とパケットを共有してきたわけですが、もともとあまりパケットを消費する使い方をしていないので、個々に現行のプランへ切り替えるとこれまでぶら下がっていた回線の運用コストが3倍くらいになってしまうものの、それでもトータルの支払額が大幅に下がることがわかりました。
そして契約しているものの、後述する理由で現在は利用頻度が落ちていた回線をahamoに契約変更。
同時にこれまで契約していたMVNOの回線を解約して大幅に回線を減らすことになりました。

そしてNTTドコモがオンラインでのeSIM発行手続きを1年近くぶりに再開したため、ahamoに移した契約をeSIMへ切り替え、運用する端末を移したことで運用する端末の数をようやく減らすことができました。

複数の回線を持つに至る経緯

学生の頃はポケベルをすっ飛ばしてPHSを持ったのですが、携帯電話の価格が安くなってきたことで、専門学校の頃にPHSから携帯電話へ変更しました。
契約したのはデジタルツーカー九州、後にJ-PHONEとなり、ボーダフォンを経て現在のソフトバンクに至ります。

社会に出て、しばらくJ-PHONEの携帯を使っていました。
当時勤めていた会社は会社から携帯電話の支給はありませんが、私用の携帯を業務で使うにあたり手当が出るという形でした。
1年ほど出向していた会社のある現場で、J-PHONEだと電波の入りが悪いことに悩まされます。そこはほぼNTTドコモでないと繋がらないような場所でした。
繋がらないと仕事にならないし、かといって今のようにMNPがないので携帯をドコモに変えると連絡先の通知がすごく大変。(仕事の関係者、友人知人、親族などで100件は軽く超えてたでしょう)
しばらく考えて、出向先のツテでドコモの携帯を安く買って契約しました。
ドコモはほぼ仕事用と、新しく連絡先を教える先に伝える番号にして、J-PHONEはそれまでの私用連絡や自社の関係者との連絡用として持ち続けることにしました。
J-PHONE、現ソフトバンクの回線は以前の回線整理の際、MVNOにMNPした後に解約してしまいましたが、ドコモの回線は今に至るもメインの通話回線として契約が継続しています。

契約がどんどん増える……

しばらく2回線での運用が続いていましたが、諸事情からデータ通信が必要になりました。
DDIポケットのPHSでPCカードタイプのデータ通信端末を契約したことはありましたが、利用頻度の割に料金が高かったため解約。
その後、DDIポケットから改称したWILLCOMから、WindowsMobileを搭載したスマートフォン、W-ZERO3が発売されました。
私はW-ZERO3[es]を購入しましたが、当時のWindowsMobileは待受中にフリーズしていたり、使用中にフリーズしたりとまあまあ苦労させられました。

そうこうしていると、ボーダフォンから経営が移ったソフトバンクモバイル(当時)から、WindowsMobileを搭載したHTC製のスマートフォンが発売されることが発表されます。
しかし当時のスマートフォンは1台ですべてを完結させるには信頼性が足りていませんでした。
そのため、フィーチャーフォン(ガラケー)は通話用に維持しながら、スマートフォンを新規契約で増やすという形になってしまいました。
当時はまだ露骨に新規契約のほうが優遇されていましたから、少しでも安く買うには機種変更より新規契約を選ぶしかありませんでした。
ソフトバンクモバイルがiPhone 3Gを国内で発売、3GSが発売される直前に3Gを購入したものの、当時のiPhoneには全く馴染めず、窓から投げ捨てたい衝動を抑えてドコモから発売されたAndroidのHT-03Aを購入……

このあたりが沼にハマるターニングポイントだったように思いますが、結構無理をしていたと思います。
ピーク時で三大キャリアすべての回線を契約していましたし、ドコモやソフトバンクの回線を複数契約している時期もありました。
更にMVNOも契約していたので、尋常ではなかったことは自覚しています。
IT系のWebメディアに寄稿するライターまがいの仕事をしていた時期もあり、新型のスマートフォンを入手するために契約時期をずらしてローテーションで端末を購入したりもしていました。
今の仕事に就いて物書きの仕事を減らすのと前後して回線数は徐々に減らしましたが、それでも完全にはなくなりません。
MVNOの契約をしていた時期もあるので、全体の維持費は抑えつつも運用する回線数は増えてしまったことも。

MNOで契約していた回線をMNPでMVNOへ移し、不要になった回線を徐々に減らして、MNOの維持費を抑えるためにMVNOの契約を補助的に残す体制が固まったのが数年前。
しばらくはiPhoneとAndroidを併用していましたが、2年ほど前からは完全にiPhoneに一本化することとなりました。

しかしすべての運用回線ごとに最新のiPhoneを充てがうことができるほど裕福ではないので、最後に買った最新のiPhoneはiPhone 11ですし(厳密には第2世代iPhone SEを後に買ってるが、それは親のiPhoneが壊れたので譲った)、それ以後は中古でiPhone 8 PlusやiPhone Xsを購入して充てています。おかげで5G運用可能な端末がなく、すっかり乗り遅れていますけど。
eSIMでデュアルSIM運用が出来るようになったことで端末数の集約が進みましたが、今回の見直しでやっと2台で賄えるようになったのです。

減らしたとはいえ課題はあって……

最終的にiPhone 11とiPhone Xsの2台で賄えるように改めましたが、それなりに課題はあります。
先日発表され配信が始まったiOS16は変更された箇所が多いメジャーアップデートとなったため、アプリ側の対応が落ち着くまではアップデートを見送らざるを得ません。(iOS15.7にはアップデートしています)
しかし最新のOSは試す必要もあることから、今回運用から外れたiPhone 8 Plusをアップデートすることとしました。

そもそも8 Plusの購入はマスク着用時のFace IDの煩わしさからTouch IDの必要性を感じてのことでしたが、iOS側の改善で前ほどの不便はないにしろ、まだ完全に煩わしさが払拭されたわけでもありません。
それより少し前に購入したiPhone SEの購入も同様の理由でしたが、iPhone 11の運用に慣れたあとでは画面が小さく感じてしまいちょっとツラかったというのが本音。そうなると8 Plusしか選択肢がなかったわけです。
端末の見直しについては5G対応も絡むことから、この問題は現時点で決定的な解決策がないのが悩ましい。
そして昨今の円安による価格高騰が更に難しくしています。

また回線コストはもう少し抑えたいものの、これ以上は先のKDDIの大規模通信障害のようなことに備える意味でも厳しく、ちょっと悩ましいところ。
ボトルネックになっている部分は明確なため、解決に奥の手がなくはないのですが、また回線を増やして運用端末を増やすことになるので安易に手を出せないというジレンマもあります。
奥の手と合わせて楽天モバイルを解約するのが一番シンプルに整理がつくのは理解してますが、楽天モバイルの契約でそれなりにメリットを享受しているため、悩ましくもあるんですよね。

今回の見直しでかなり結果が出そうなのでその様子を見るとして、もうしばらくはあれこれ頭を絞ることになりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?