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顔、顔、顔!

先日唐突に実父が既に他界していたことを知らされた話の続きと言えば続き。

突然降って湧いた遺産関連のお話のため、30ン年ぶりに親父の実家の敷居を跨ぐ事になりました。
遺産っていっても何か貰えるとかそういう話ではなく、手続き上の書類に署名捺印するだけなわけですけど。
敷居を跨がせてもらったので、親父の遺影と位牌にもご対面です。

遺影の親父は随分と痩せていました。
もともと細身の人でしたし、最後に会う頃には生活が大変だったのでしょう、一緒に暮らしていた頃よりも痩せていたので面影はありました。
同席していた母はあまりにも痩せていると驚いていましたが。
また横には近年亡くなられた親父の末の弟、つまりワシの叔父の遺影もありました。
さすが兄弟。親父と叔父はよく似ていますし、痩せていた頃のワシとも似ていました。
ワシはもともと父方の遺伝が強かったようで、顔立ちから体質から本当に父方の形質に寄っています。
先日再会した叔母も一目で父方の顔立ちだと言っていました。
若い頃、まだ親父に対してわだかまりがあった頃に眼鏡をかけると親父に似ていて嫌だったものですが、最近では殊更意識することもなくなっていました。
今回のことで久々に色々と思い返しています。
痩せれば親父に似るのでしょうか。……残念ながら痩せる予定も目処もありませんが。

書類作成のために奥に通されると、叔母の娘、要はワシのいとこの子供たちが遊んでいました。ちなみにいとことは初対面ではないかもしれませんが、ほぼ面識なし。
下の男の子と目が合って驚きました。ワシの子供の頃に割と似てるのです。
これがいわゆる隔世遺伝というやつなのでしょうか、彼の母方の祖母、もっと言うとその祖母の父。ワシの父方の祖父の形質が強く出ているように思います。
彼がもう少し大きくなったときの顔が楽しみでもあり、ちょっと怖くもあり。
願わくばワシのような暗い少年時代を送ることになりませんように。

普通の人は自分と顔立ちが似ている身内と会うのは普通のことなのだろうと思います。
実際、母と顔立ちが似ている母方の身内と会うことには何の違和感もありません。
母は歳をとって祖母に似てきましたし、歳を取るにつれきょうだい(母方の叔父・叔母たち)はより似てきたように思います。
しかし父方とはもともと付き合いが薄かった上に早くに断絶していたせいもあり、ワシには甚だ違和感しかありません。
接していくうちに慣れるものでしょうか。

ちなみに今回うちに置き去りになったまま我が家で保管していた親父の古い写真を実家に返納しました。
まあ親父の写真はワシの幼い頃の写真に残ってますから……
ここのところ自分に似た顔ばかり見てるので軽く混乱気味です。

余談ですが、今回父方の身内について色々と叔母から教わりましたが、遠方に住んでいるいとこについてちょっと驚きの事実を知りました。
またたまたまですが、遠方に住んでいる別の叔父についても知りました。
案外ワシの家系って凄い人がちょいちょいいるのかもしれません……無論ワシ自身は取るに足りませんけど。

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