酒は楽しく飲みましょうや。

例年9月末となると上半期の締めということもあり、上半期お疲れさん会だったり、異動があったら送別会だったりもあるのか、飲み屋さんはお客さんが多くなりがち。

今回はある日参加することとなった飲み会での一幕。

まあ、色々あるんだけどさ

私は最近は酒を控えているのでここのところ飲み会に出てもソフトドリンクで済ませてしまうんですが、酒が進むとみんなテンションが上がってしまうのは仕方のないところ。
飲んでなくても周りのテンションが上がっててもそれほど苦にはならず楽しく過ごせるタイプです。
静かにしてるように見えるかもしれんが、楽しんでるのでご心配なく……という感じです。
というか、酒飲んでても静かにしてる方なので、たぶん飲んでも飲んでなくても変わらない気がします。

飲みの席にはいろんな人がいます。
とにかくマシンガンのように話を繰り出す人。笑い話にしても悪口にしても話し方が上手いので思わず聞き入ってしまうほどですが、とにかく止まらない。
まあ、こういう人は良くも悪くも場を盛り上げてしまうのですが。

こんな場所でないと聞けないようないろんな話も飛び出します。
いい内容ばかりではないですが、知らないよりは知っている方が状況に対処しやすくなるため色々と聞き耳を立てます。

いつもならそれで終わりで今回も楽しかったね、で終わるんですが……

笑えるところでやめとこう

公私ともに飲み会の席で酒乱の人に出くわすこと、これまでにもありました。
最後に出くわしたのはもう何年前だったか。普段はとても優秀な人ですが、酒が過ぎると突然スイッチが入ってしまい、スイッチが入ると「楽しくなりすぎてしまう」タイプ、という感じでしょうか。
ぶっちゃけ何度も叩かれましたが、しばらく相手してたらおとなしくなって、最後には寝ちゃいました。
悪い人ではないけど、スイッチが入っちゃうと大変。

今回は若い人でしたが、やっぱり酒乱。しかも絡むタイプ。
絡み酒はあまり褒められたものではないですが、先輩に対して暴言を吐いたり手が出そうになったり。
見かねて間に入った人もキレかけるわ、暴言を吐かれた先輩も段々頭に血が上るわ、だんだんまずい状態に。
最後は強制的にお開きにして引き剥がしましたが、飲み会としては後味の悪い終わり方になりました。
少々ふざけたり、お互いの信頼関係のもとに冗談とわかる暴言を吐くことは……まあ、ありますよ。
それはお互い笑っていられる状態だから周りも笑って済ませてますが、そうではない状況に陥ると笑うに笑えません。
些か、いや些か以上に羽目を外すことはあるかもしれませんが、「笑えるところ」でやめておく節度ある飲酒をしたいものです。

酒乱も色々なタイプがいるが

今回やらかした若手は過去にも同様の絡み酒で問題を起こしていると聞きました。
若いので酒の飲み方を知らないのでしょうか。それとも自分が飲むと荒れるタイプである自覚がそもそもないのでしょうか。

前述の「楽しくなりすぎてしまう」普段優秀な酒乱の人は、どうもスイッチが入ったあとの事はあまり良く覚えてないらしく、私を叩きまくったことも記憶にない模様でした。(さすがに叩かれたことは言ってませんが)
多分このタイプは後で人に聞かされて悶絶するのでしょう。
その後この人と何度か飲む機会がありましたが、飲んでもセーブするようになったらしくスイッチが入る姿を見ることはありませんでした。

今回の若い絡む酒乱は、周りの話を聞く感じでは完全に記憶を失くすタイプではないようで、翌朝思い出して悶絶するのかもしれません。
強いて言うなら、スイッチが入ると完全に箍が外れて大荒れに荒れるタイプのようです。
スイッチ入ったら完全に目が据わってるもの。

自覚はあるようなので、やはり飲み方が悪いのでしょう。
これ以上飲むとスイッチが入るから飲まない、ということができないのかもしれません。
もうこのタイプの場合敢えて飲まないか、飲んでも量を決める、歯止めが効かない恐れがあるなら周りが止めるくらいしないとダメなんでしょうね。

私が若い頃はしこたま飲まされて限界を覚える、なんてのも残っていた時代ですが、今はそれやるとかなりまずいことになります。
また昨今はコロナで飲み会自体があまり行えない時期が長く続いてしまったので、経験を積むチャンス自体少なかったのかもしれません。
私も過去に色々と失敗をしでかしてますが、誘っていただけるのでまだ致命的なことはやらかしていないようです。
酒が過ぎるとやらかす傾向があるという自覚はあるので、程々で酒を切り上げるようにしてますけど。

ちなみにこの席には酒乱の若いのと同世代の若手もいましたが、彼は結構な量を飲んでましたが顔が赤くなるでもなく平然としていたので、かなり酒が強いようです。
経験である程度までは補えるけど、こればっかりは最後は持って生まれた体質だものなぁ。

酒席のトラブルで評価を下げるのは勿体ない

私は若い頃にストレスと病気(というか飲んでた薬)の影響で酒が過ぎて、酒席で派手にやらかしたことがあります。
絡み酒ではないですが今回の若手と似たようなものです。
週明けに出席していた人に頭を下げて回り、その日会えなかった人にも後日詫びを入れに回りました。
そのとき先輩からメールで叱責されたのはかなりこたえました。
後日、旅行土産で「酒酔人」とデカデカと書かれたTシャツをもらって盛大にイジっていただきましたが。
ちなみにそのTシャツ、今もまだあります。古くなったのでほぼ部屋着ですが。

結局その会社は病気の悪化で離れることになりますが、 仕事の失敗で評価が下がるのは仕方がないしそこは別の仕事で取り返そうと頑張ることもできますが、酒席の失敗で評価が下がるのは取り返しようがないのでキツイなと。

先述の若手は何度もやらかしたそうで既にかなり評判が悪いのです。
本来評価される場でも酒席の失敗のせいで割り引いて見られてしまうのは容易に想像できることで、これは本当に勿体ないことと思います。

酒はとにかく楽しく飲みたいものですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?