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働き方が変わったきっかけ

緊急事態宣言がようやく東京も明けました。

いやーーー長いっ・・長すぎる・・そしてこれからも当面は続くであろうこのコロナ禍。

昨年の今頃は「今だけの我慢」と思い過ごしていた人も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

ここ最近は、もうコロナ前の世界は戻ってこないだろうなあと、ほんの2年前のことを思い出す度そう思っています。

昨年はどう動けばいいか分かりませんでしたが、今年はある程度見通しを立て、働き方、動き方を一転して進み始めています。

今は明言できなくとも5年後、10年後に「コロナ禍が働き方を変えるきっかけになった。」と私は言えようになると思います。

労働集約型から抜け出せなかった

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2013年から独立して始めたネイルサロンはたった一人でプレイヤーと経営を兼用していたので働けば働いた分だけ収益、働かなくなったら終わり、という典型的な労働集約型でした。

接客もネイルも好きだし、自分が提供する技術でお客様が来ていただき、それだけで毎月生計や事業を支えることは危なっかしいなあと思いながらもなんとも言えない達成感もありました。

有難いことに顧客様がどんどん増えていき、お店の売上も心配することなく過ごせる日々が続いていました。

ネイルだけをするには十分なバランスでしたが、やりたい事、施術以外で頂くお仕事もどんどん増えていきます。

お客様が増え、ネイル以外の案件が増え、有難いことながらもこのまま40代、50代を迎えた時に私はどうなるんだろう・・?という漠然とした不安もありました。

予約枠を削ったり、新規ご予約をストップするネイリストさんもいますが私は顧客様ゼロからスタートした這い上がり系経営者なので、需要があるならどんなに安いメニューでも初めての方でもネイルをさせて頂きたい。

やりたいことも、仕事も全力で対応したい。貪欲なんですね、はい。

特に2019年のラグビーワールドカップ企画を担当させて頂いた3か月間も毎月100名ほどのお客様を一人で対応しており、どうやって生きていたかは記憶に・・・・ありません。

顧客様が減ったこと

怒涛の2019年を過ごし、2020年はオリンピック!今年もフルスロットで突っ走るぞー!!と思っていた矢先のコロナ禍。

銀座店にずっと来て頂いていたお客様は企業勤めの方が多く、多くの方がリモートワークになり来店頂く人数がグッと減りました。

とても残念ですが、こればかりは世の中の流れやお客さまの生活スタイルが変わったので仕方ありません。

毎月100名超えのお客様が半数以上減りました。

また広告を打ったりスタッフを雇用して集客すれば売上は戻るかもしれませんが、私はある意味いいチャンス!だと思いました。

働き方を変える

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先手の通り、ご来店いただくお客様は企業勤めの方がほどんどで仕事帰りに利用頂く方がほとんど。

平日夜は2枠取り、ほぼ毎日埋まっていました。

平日夜の飲み会に19時から参加できることも月1回あるかないか、の日々。

よって平日に定休日は作れず、銀座店は日曜日になった次第です。

それはそれでとても充実していたしストレスはないものの、毎日22時頃まで細かい作業をすることはアラフォーの私にとっては疲れが蓄積されておりました。

このスタイルをスタートしたのは28歳でしたからね・・若。

「もう前みたいに全力でネイリストとして働けないかも」労働収益の割合を少しずつ下げていきたいな・・という不安と顧客様が減ったこの機会がある意味、働き方を変えるきっかけになりました。

自分の強みを活かした仕事

ネイルは大好きだし、辞めたり全く違う事をすることはずっと来て頂いているお客様を裏切るような気持ちになる。

これからどうやっていこうか?と考えた時に、時間はある、経験やノウハウはある、多くはないけど資金はある・・。

スタッフを増やし、組織を運営しよう!という考えに至りました。

「この地域にマニネイルがあってよかった」と思ってもらえるお店にしたく、6月に奈良高の原に路面店をオープン。

「ネイルの敷居が下がった」と通いやすいお店を作りたく9月に京都店をリニューアル

綺麗なネイルを仕上げてお客様に喜んでいただく、という従来の事業スタイルでずっとやってきましたが、お客様にとってネイルサロンがある本当の意味とは?価値とは?ということをもう一度考え、コンセプトを持ったネイルサロンを作るすることにしました。

ネイリストとしても

とはいえ、自分が仕上げたネイルでお客様が喜んで頂く姿を見ることは、毎回大きなやりがいを感じます。

一緒に働いてくれるスタッフともなるべく近い感覚でいれるよう、需要があるならば私はこれからもネイリストとしても働き続けたいなと思っています。

一人でも私をネイリストとして求めてきていただくお客様がいるうちはプロとしての仕事、行動は必須です。

サンプルを作ったり流行りのアートを研究したり。

やっぱり2021年も・・時間が・・足りません!!

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久賀田有紀(くがたゆき)

教員を経てネイリストに転職。

ネイルサロン3店舗経営、海外ネイル協会運営、シニアネイル事業の監修を行っている。

ネイルサロンが社会に浸透すること、ネイリストと海外を繋ぐことが目標。

株式会社mani creation代表取締役

一般社団法人海外ネイル協会 代表理事

【銀座・京都ネイルサロン】maninail http://mani-nail.com/

【ネイリストと海外を繋ぐ】海外ネイル協会http://jnisa.com/

【シニア向けネイル事業】えがお爪工房 https://egao-nail.jp/


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