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とりとめなき52

新卒だった頃の話でもしようか?あんまり下らなくて、純平日 ─チウズデイは一番に純度が高いのである、覚えておくといい─ の夜中からするものでもないけれど。来月二十八になると、また歳をとってしまうと、私たち新入りを前にして、自身の入社した頃をひとり懐かしんでいたあの人。そう、責任者だった。どこか嫌いになれない不器用さで。彼もまた二つ歳を重ねて、今年は三十になるのかしら。お先に失礼します、皆さん、ありがとうございました。それからは、階下に忍び煙を吸ったり、吐いたり、缶珈琲呑んで、また吸ったりして。電車に乗って、降りて。カウンタアはビアで充たして、間抜けなスキツプ刻む頭でレポオト綴るは手書き。青臭いのは嫌いだからさ、同期諸君のお話はせんよ!

寝ていた!

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