クリスマスイブに始めよう☆どん底生活♪
なにが聖夜だセイヤセイヤ(c)てすとくんさん
というわけでこちらはmstdn.beer Advent Calendar 201912月24日分の記事です。12月23日はabagvさんの#やせる2019です。
さて、2019年もアドベントカレンダーを開設してくれたてすとくんさん(vim大先生)を始め、日頃大変お世話になっているみなさんへの謝辞は、大変恐縮ながら割愛させていただき、超絶技巧で記事を書いていこうと思います。
ただいまの時刻は17:52です。本日許された時間は19:30頃まで。さぁ、間に合うのでしょうか?
ところどころに現在時刻を挿入していきますので、しばしこのタイムトライアルにおつきあいください。[17:57]
kenshiというこの素晴らしいゲーム
kenshiというゲームがあります。
ゲームシステムやその内容については、私のつたない文章をもって説明するよりもむしろ、公式サイトやSteamに寄せられた多くの優れたレビューをご覧いただく方がより的確でしょう。
公式サイト: https://lofigames.com/ja/
Steam: https://store.steampowered.com/app/233860/Kenshi/?l=japanese
これらについてじっくりと読んでいる時間のない皆さまのために3行でその雰囲気をお伝えすると…
・奴隷に堕ちる!
・生きたまま食われる!
・がああああああああ!!!うぃいいぃぃ!?
プレイしたことがない方にとってもkenshiの世界観を感じていただけたものと思います。
kenshiにはゲーム開始時に選択することができるいくつかのシナリオが用意されています。
シナリオごとに、ゲーム開始位置や所持金、初期装備、仲間の有無などが異なり、それに伴う難易度が設定されています。
同じ世界であってもこれらが異なることでゲーム開始時の難易度が異なりますが、公式サイトの以下の説明にあるようにプレイ後の世界は共通しています。
レベル調整は存在しない。あなたのレベルにぴったりのアイテムだけを並べる店などない。世界はあなたのレベルに合わせてレベルアップなどしない。ゲーム開始時において、あなたは最弱の存在だ。生存するためにもがき苦しむことになるだろう。倒れたあなたに差し伸べられる救いの手は存在しない。
あなたは選ばれし者ではない。偉大で力強くもない。他者より多くの「ヒットポイント」をもっているわけではない。世界の中心にいるわけではない、ごく平凡な存在なのだ。
そう、kenzhiの世界においてわれわれは「平凡な存在」であり、「世界はあなたのレベルに合わせてレベルアップなどしない」ですし、「倒れたあなたに差し伸べられる救いの手は存在」しないのです。上役から「骨は拾ってやる」からと無理難題を指示されれば、その言葉だけを信じて鉄砲玉となって取引先の無理難題に立ち向かい、それでも立ち往生してしまったときに上役からはしごをはずされてしまう、それがkenzhiの世界なのです。
「選ばれし者ではない」わたしはそこで痛感します。ここがこの世のどん底か。
kenshiには、このような理不尽を存分に追体験できるシナリオ「どん底」が用意されています。
どん底から這い上がってやろう、いっちょやったるか!?となるのはいわば必然といえるでしょう。
そこで、ここではkenshiのどん底シナリオの開始時点を少しだけご紹介したいと思います。[18:37]
どん底というこの素晴らしい世界
どん底シナリオのゲーム開始画面をご覧ください。
「裸のアイツ」という名前が示すとおり、初期装備は裸です。
レギュレーションの関係でか下半身に布きれのようなものが表示されていますが何も装備していない状態となります。
そして、左下に示される身体各部のステータスを示す欄の「左腕」が××××××となっているのは左腕が欠損している状態を示しています。
所持金はゼロであり空腹状態でのスタートです(空腹が極限までいくと餓死します)。
ゲーム開始場所は砂漠の真ん中であり周囲を俯瞰すると次のような風景が広がっています。
うん、まさにどん底。
ゾクゾクしてきますね。
呆然と立ち尽くしていると、「人狩り」という派閥の一団が歩いてきました。
人狩り。
ゲームを続けていくと判明してくることなのですが、彼らは荒野で力尽きて倒れている者をさらっては奴隷商人に売り払うという人たちです。
無力なわれわれとしては絶対に出会いたくない相手であると徐々にわかってきます。
しかし、どん底から這い上がろうと果敢にkenshiの世界に飛び込んだのです。
おめおめと逃げ回っていていいのでしょうか?
上役「人間には平等に24時間の時間が与えられている。つまり24時間働けると言うことなのだ」
ワシ「あ、はい……」
Kenzhi世界でこんな言葉を浴びせられ打たれ強さを鍛えてきたわたしです。
人狩りなどという理不尽な存在が許されるわけがないのです。
ここはゲームの世界、ここで引き下がっていては負け犬に堕してしまいます。
人狩りに果敢に立ち向かい、明日をつかみ取ろうとする裸のアイツの勇姿をご覧ください。
捕まってしまいました…
絶望の淵に沈みゆく意識の中でkenshi公式サイトとkenzhi世界の上役が教えてくれた言葉を思い出します。
公式サイト「あなたは選ばれし者ではない。偉大で力強くもない。他者より多くの「ヒットポイント」をもっているわけではない。」
上役「商談がうまくいったのはおまえの能力が高かったからではない。努力が実を結んだからでもない。会社の信用が高かったからだ。」
ウチ「あ、はい…」
どん底を生きる者にとって自分の力を過信することは禁物であると身をもって知ることとなりました。
これからどうなってしまうのでしょうか?
先ほど少し触れましたが、人狩りはさらったか弱き者を奴隷商人に売り飛ばして日銭を稼ぐ者たちです。
その運命は自ずと決まっていました。
注)ある街の奴隷商人に売り飛ばされ、檻に入れられる裸のアイツ氏[19:12]
裸のアイツがつれられた街をGoogleマップで見てみると同時にその外観を確認してみましょう。
https://goo.gl/maps/xSjFTAv9PzgP4BjU8
はい!
というわけでやって参りました、1951年創業の新宿三丁目で最も古い居酒屋である「どん底」
ずっと来てみたかったお店です。
さっそく入店をし、詳細なレビューを皆さまにお届けしていきましょう!
…といきたいのはやまやまなのですが、ちょっと思い出してみてください。
この記事を書くタイムリミットを。
現在時刻は19:17
タイムリミットは19:30頃です。
お伝えしたいお店の魅力は深く広く、残された時間はあまりにも少ない。
これらについてじっくりと語っている時間のないわたしのために3行でその雰囲気をお伝えすると…
・赤星の中瓶はすぐに蒸発してしまう
・焼いた肉うめえええええええええ
・ドゥーンピロロロロロロロ
結びにかえて
さて、いかがでしたでしょうか。
kenshiとどん底の魅力が十二分に伝わったものと思われます。
そして今日は一生に一度しか訪れることのない2019年12月24日クリスマスイブです。
そんな記念すべき日にどん底生活始めませんか?
責了[19:26]