アラ○がSnowMan沼にハマって歌を聴き始めた話(9人の声分析)

アラ○がSnowManにハマって1ヶ月半ほどが経った。
公式さんのYouTubeも多分まだ全部見られてないし、Labo初回盤は3枚とも結構観たけど、何よりまだCDを買えていなかった1週間前。
 
でも、日々、音、声を聴きたい。
私にとってのSnowManの沼の入り口は渡辺さんで、彼の、彼らの歌が好きなので、やはり音楽、歌、声が最初に欲しいインプットになる。そもそもゴスペラーズファン歴25年。ボーカルグループ好きの血が騒ぐ。Snow Manもボーカルグループな訳なんですよ。
で、限られた情報しかないくせに、ボーカルグループ・Snow Manの良さ、ツボをつらつら書き連ねようと思う。
今持っている印象はたぶん変わっていく。ある意味、よく知らないから感じたことを、書き残しておきたいと思う。
と言うことで買いました!Dangerholicの初回盤とi DO MEの初回盤。あとは購入済のLaboのDVD。それを聴きつつ思ったことを。

SnowMan歌全体の印象

そもそもアイドルグループなので、ボーカル力に期待していない状態で彼らの歌を聞いて、正直驚いた。え、こんな声がでてるの?メンバー内でハモるの?ってかこんな歌える人がいるの?という驚きが、好き、に変わるのに時間はかからなかった。
好きになったから甘いことは自覚しつつ、でもボーカルグループとしての魅力はたくさんある。ゴリゴリのダンスチューンも、しっとりしたバラードも、アイドルらしいポップな曲も。9色の声があることで表現できる曲が無限にある。
 
…なんて、ありきたりのことを書くのも野暮なので、ちょっとここからマニアックにいきたい。

SnowMan声タイプ分布

※ここから、便宜上お名前を敬称略で記述することをお許しください
 
声の特徴を以下の項目でプロットした。(個人の感想です) 
①声が高いor低い
②声が太いor細い
③声がまっすぐor揺れる
④声につやorエアリー
 
SnowManの公式サイト順に
 岩本照…高 中 まっすぐ つや
 深澤辰哉…高 細 まっすぐ 中
 ラウール…高 細 まっすぐ エアリー
 渡辺翔太…高 太 まっすぐ&揺れ つや
 向井康二…高 細 揺れ エアリー
 阿部亮平…中 細 揺れ エアリー
 目黒蓮…低 太 まっすぐ 中
 宮舘涼太…低 太 揺れ つや
 佐久間大介…高 中 揺れ つや

Snow Manメンバー声タイプ分布
(丸の大きさは声量のイメージ)

バランスで言うと、低音組が少なく、細い声が多く、③と④は満遍なくいると思われる。アイドルグループである本質から言って、至極当たり前の分布だろう。
ただ、ボーカルグループ好きとしてはですよ。もっとこんな感じのボーカルワーク、組み合わせ、歌割りだともっとグッと来そう、と妄想がふくらむのだ。現状の声のバランス、マッピングをみつつ、もっとこんなSnowManの歌が聴きたい、そんな妄言を。

正統派ボーカル 岩本照 

4項目の分布で行くと、岩本・渡辺の声はとても近い。サビでFより上の音域で少し張った甘めの歌い方をすると、一瞬どちらが歌っているか迷う感じ。近いカテゴリの声質。
岩本の歌は正統派。見た目の印象を裏切るすっと通る高音域。音程は安定、リズムも安定、普通に上手くて、それゆえに実はまだ特徴を掴みきれていない。ある意味、グループの中の声の中心値というか。
でも、地声で比べると、岩本はバリトン音域で渡辺はテノール。この違いがでると、さらに良い組み合わせになるのではないかと思う。岩本の低音域はちょっと疎らな響き方がする。ざらっとするのがすごい良いのでは(ラップの声や話す声から想像)。歌のときもちょい治安悪い感じが出ると、たぶんひーくん担は爆発すると思う。

歌い方がツボな曲・ポイント: 
タペストリー 最後のサビの ♪全てを投げ出してもいいから~

ニュアンス表情豊かな美声 佐久間大介

高音つや声チームで、歌割りでも1番2番で同じ部分を分けあったりするのが、渡辺・佐久間(例: Tic Tac Toeのサビ前)。
声そのもののニュアンス、表現は、佐久間がより強めで色気がある。声にストーリーがあるタイプ。あと、たぶんだけど、中音域でもそのニュアンスは変わらず出るはず。ファルセットへの切り替えがスムーズで美しい。ライブだとちょっと力んでしまう様子があるけれど、そこをすこんと抜いて歌うと、もっと魅力的になって安定して、グループ全体の高音域の幅が広がりそう。特に、飛び込んで来る短いフレーズでは、一発でそれとわかる声の力は大きい。

歌い方がツボな曲・ポイント:  ミッドナイト トレンディ 大サビ

 成長後が未知数 エアリーボイス ラウール 

高音細声エアリーチームはラウール・向井・阿部。
ラウールはフィジカルも技術も成長途中で、変化のスピードが早くて評価不能。華奢な高い声という印象を持っていたけれど、DA BOMBサビやBASS BONの低音を聴くと、その先入観は捨てなきゃいけないのかも知れない。むしろ低音域でちょっとドスい感じが活躍の場になるかも。低音域ハスキー声、めちゃ倍音あるよ。響きの広がりが底辺を這う感じ、ポテンシャルヤバい。これからが楽しみ。
ラウールは英語の発音と譜割りのリズム感が良いのも気持ち良い。音程と声量の安定が課題かな。

歌い方がツボな曲・ポイント: オレンジkiss 1番Aメロ

独特の色気ある甘いハスキーボーカル 向井康二 

高音細声エアリーチーム、向井の声は、このグループである意味最も特殊な声かも。歌う声と話す声に差がなく、ハスキーで抜けはあまり良くない。でも器用に表現する歌い回しが出来る。色気のある節回し。しゃくる歌い方が似合う。甘い声。
もう、この声のままでもっと上手くなって欲しい。個人的には、無理に声を張ろうとせずに脱力した方がもっといい感じの歌になる気が。あと思い切りが欲しい!つや声組(渡辺・佐久間)とハモったとき、違った声のタイプの組み合わせがたまらなく良いのよ。譜割りのリズム感と滑舌がやや課題かなぁと思う。

歌い方がツボな曲・ポイント: DA BOMBのCメロ

甘く儚い声 下ハモ職人 阿部亮平 

高音細声エアリーチーム、最後は阿部ちゃん。メインボーカルの阿部はアイドル然とした華奢な歌声。儚さのある歌、甘さの出し入れが上手い。また、下ハモ要員として貴重な存在。ハモるときの音域は下もいける。メインとしては少し不安定なところがあるけど、音の取り方が上手いのだろうと思う。理系的、音の距離感の感覚が優れていそう。
阿部にはあえて、メインボーカルで中低音域を開拓して欲しい(←願望・笑)。slowの1番Aメロみたいなやつ。勝手な想像だけど、声帯の使い方が上手くなると、もっと声が安定して響くと思うんだな。今の甘く儚いニュアンス+もう少し声に芯がスッと入るとすごい化けると思う。

歌い方がツボな曲・ポイント: 360mのAメロ

癖になる甘さと特徴あるニュアンス 深澤辰哉 

阿部の声に近い印象なのが深澤。声質はつやとハスキーの中間か。
やはり華奢な声で、一聴すると特徴が少ないと思った、最初。でも、なんか癖になる甘さがあるんだよなぁ。フレーズの途中にちょっとビブラートっぽくニュアンスつけるのが色っぽいです。声の高い人という印象があるけれど、DA BOMBの頭のラップが良すぎた…中音域をさらに開拓希望。音域が下がるとツヤが増すのも魅力。歌もリアコ感ありますね…作り込み過ぎない自然さ、朴訥とした感じに引き込まれる。

歌い方がツボな曲・ポイント: ボクとキミと 1番Aメロ

飾らない切実な説得力のある歌 目黒蓮

一方、少数派の低音太声チームは目黒・宮舘。この2人はねぇ、貴重よ。これまでのアイドルにあまりいなかった声質。Snow Manのボーカルワークの幅を広げてくれる存在の声だと思う。
渡辺と同じくメインボーカル的位置付けな目黒は、どの音域も比較的安定して歌うけれど、歌として色づけが少ない。節回しはややぎこちなさもある。でも、それが良い。それで良い。変に技巧的にならないでまっすぐ歌っていたらそれで良いと思うの。切実さがちゃんと乗っていて伝わる歌だから。
で、メインボーカルだとサビとか大サビとか、基本高音域に歌が進むけど、目黒の声の真骨頂は、圧倒的に低音域な訳ですよ(断言)。低音域でちゃんと響いて鳴っている声は、アイドルグループではとても貴重。しかもエアリーさもあって。この声で聴かせる、めめ担卒倒の中低音域でエモいサビの曲、待ってます。

歌い方がツボなポイント曲・ポイント: オレンジkiss 2番Aメロ

音域の広さが魅力 癖になる声 宮館涼太

宮舘も中低音域がちゃんと響く声。でも不思議なことに、音域が上がるとちょっと詰まったというか、抜けが悪い、鼻にかかる感じが強くなる。声の出し方の癖の影響なのか。でもその癖、独特な響き方が舘様だよねーという唯一無二さ。そして、癖に気を取られがちだけど、音程とかリズムは安定。すごい。歌からちゃんとビートを感じさせてくれる。男性的でセクシーなニュアンスをしっかり表現する歌。舘様もこのまま歌っていてください。
ベースボーカル的な声の使われ方も聴きたい。例えば、キッタキッテナイみたいで、でももっとベースボーカル的にしっかり歌をフィーチャーした感じ。ちなみに、P.M.G.はトンチキソングじゃなくて、聴くとちょっと涙ぐむくらい素敵な曲だと今は思います。

歌い方がツボなポイント・曲: Color me live… Cメロ(大サビ前)
(↓単独の公式映像なしのため下記映像の一部参照)

Snow Manの声の大黒柱 渡辺翔太

で、推しの渡辺の声について、だけど。冷静に表現できないことをあらかじめお詫びしておく。
渡辺の声質は甘く鼻にかかり気味で、癖はそれほどないけれど、あの声!と印がついているような存在感がある。声量もある。SnowManにハマった大きな要素のひとつは彼の歌なので、好きな歌い方、好きな声、と言うしかないのだけど、アイドルとして変わっているのは、喉を大きく開いてパワーで歌う抜けの良さ。歌によっては、鼻の奥、近いところで発声してる感じで歌うこともあるけれど。
これまでジャニーズで歌える人というと、さらっと力を入れず歌って天然で上手い、そういうタイプが多かったような印象がある。それに対して、全部じゃないけど、渡辺の歌には振り切ってガツンと歌える強さがある。当初の印象は甘く細い鼻声、だったのが変わった。ライブじゃ全然違った(DVDや歌番組で聴いただけだけど)。発声も変わっている気がする。ミックスボイスになってきているような。
どんどん進化しているので、聴くたびにまた新しい良さを感じるのだろう。いつか現場で聴けることを願う。喉、本当に大切にしてください。
課題は発音!これに尽きる。滑舌…あと、英語詞の発音指導はもう少し丁寧にお願いしたいです(これはグループ全体にも思うこと)。

歌い方がツボなポイント・曲: ファンターナモーレ 大サビ 他たくさん
(公式映像がないのでDVDかCDで聴いてください!)

Snow Man声タイプ分析まとめ

ボーカルグループ的分析、と言いつつ、個別の声の特徴を並べただけになってしまった。でも、たかが1か月半ほどで、これほどに魅了されるようなボーカルが集まった、まさにボーカルグループだと思う。もっとたくさん聴けば、ハモリ隊が誰かももっとわかるようになるかな…(声聞き分けしたがるのは、ボーカルグループオタクあるある)
そのうち、このコンビのハモリまたはユニゾンがたまらん、みたいなのもやりたい。そのためにはまずはCDをね…地道に入手します。そして一度はライブでその歌を体感したいと思い始めてしまった…沼は深い。

また、今回は、完全なニワカの戯言を書き連ねました。ライブ経験があるファンの方に、いろんなことを教えていただけたり、間違っていることがあったらご指摘いただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

これからも、彼らの歌を、彼らが歌い踊る姿を、聴き見続けることのできる未来が続くことを願いながら。

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