リフレクソロジーの実態と可能性
『神の手なんかじゃない』7話後半で
足裏のツボとリフレクソロジーについて
御幸ちゃんが説明していましたね
https://www.pixiv.net/artworks/102578353
しかしこの会話は陽奈ちゃんのモノローグが途中で挟まり途切れています
そこで作中に描き切れなかった情報を補足したいと思います
作中でも説明されている通り
「足の裏にはツボが沢山ある」と思われがちですが
それは東洋医学に基づいた伝統的な知識ではなく
リフレクソロジーのイメージが元になっていると思われます
それは無数の反射区と呼ばれる足の部位が各臓器と関連し合っているという考えです
しかしネットで「足ツボ」と画像検索して頂ければ分かりますが
反射区と呼ばれる図表にはいくつもの違ったパターンがあります
統一の見解がないことから再現性のあるものではないということが分かりますね
それらの記録されているものでさえも
臓器に反応があったという程度のもので
それが悪いだとか治るといった成果が認められたものではないようです
だからこそ作中の美幸ちゃんの説明の途切れている部分には
「しかしそこには科学的根拠(エビデンス)がある訳ではないんです」
という説明が続きます
当初プロット段階ではこれを作中にも入れるつもりでした
しかし敢えてそこを濁したのは
あくまでも民間療法の一つとして患者さんへの有益な効果を否定しきれるものではないからです
人間の病気や健康という概念は複雑で曖昧なものです
何をしてどうあっても不思議ではありません
また今後の研究により有効性が証明されないとも言い切れません
あまり否定的に断言してしまうことは
作品そのものを過去のもにしてしまい兼ねません
私はこの作品を長く読み継がれるだけの価値のある作品にしたいと思って描いています
だからこそ情報の提示には慎重になっており
ここで補足している次第であります
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