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思うままに徒然

随分と長いこと、自分には何もないと薄氷の上を歩いてきたからか、いつのまにか増えてしまった、何もなくない現実に少し戸惑うことがある。

世間一般から見れば、恵まれた部類であるであろう人生も、中に入れば、なかなかに凄惨なものであった。
でもそんな物事も人の痛みもありふれていて、自分の痛みは自分の痛み、人の痛みは人の痛みなのでそんなことはどうでもいい。

そこから抜け出そうとした時、完全に壊すしかなかったとき、相手がどう思ってようが、何とも思ってなかろうが、多少の不快感で元に戻ると思っていようが、私の中では切り捨てたし壊した。

今あるものを大切にしたいために、過去に精算をつけたのだ。当然心は腫れ上がり、血は噴き出す。痛みは鈍化してはたまに疼いたり痛んだりする。

終わったことだ。
人に話すようなことでもない。
そんなことは世の中ありふれている。

そうやって傷口を癒す治療を自分で自分に行うために、やたらと寝たり、体が反応して食べることを求めなくなったりしても、それはそれで一種の反応だと思ってしまう私が悲しい。

ふわふわしていた長いモラトリアムに別れを告げ、自立した大人の女性として生きる必要がある。自分で仕事してるんだ。そりゃそうだ。

この業界、なかなかに凄惨な過去を持つ人が多い。だから入るのか、導かれるのか。

守らなくてはならないルールが存在する。
それはつい先日教えてもらったことだ。
とある子が、目的のために、あることを成し遂げたのを見守っていた時に知ったことだ。
そのルールから外れたものは、危険。
まずは自分がそのルールから逸脱しないように働くことが大事。

ルールについてはいずれ話せる時が来たら話します。今はまだ、ダメみたいね。
自分が知った、根幹の話だ。

見たくないものを見て、知りたくないことを知り、話せないことばかり増えていく。
一件ネガティヴなように見えるこの言葉の羅列たちに、頷けるのは多分同じような仕事をしてる人。同じ業界でも、中はかなり広いから。

それでも誰かの、何かの役に立てるなら、私はここで立っていたいと思う。
俯瞰して、わずかな違和感を取り出すかのように、そこから見つけるそれらが、クライアントが生きやすくなるヒントになればいい。

そんな私へのメッセージはここのところずっと、自分を癒せ愛せ楽しませろばかりで。

はいはいわかってます。わかってます。
わかってるから苦しいんです。
今大きな自分の案件終えたばかりなので少し放っておいてくださいませんか。
と思うけれど、可哀想なのは体と心だし、救われたいのは私の方だ。

何も持っていないと思っていた時は、いつでも全てを捨てられると思っていた。
手放せない大切なものができてしまったら、そんな無責任には生きられない。

代表的なのは、今膝の上にいる君だよ君。
白くシルクの毛並みを持つ、待ち焦がれていた少年。

あの日のことを忘れたことはない。
初代を見送り、お寺へ納骨をし、それから待った。来てくれたのだと、思っている。

今度は一緒に長く生きるんだ。健康で楽しく幸せに生きるんだ。

そのための私の私に対する治療は、今は私にしかできないのだという。
依存や人のアドバイスではなく、自分で治すしかないのだそうだ。

友達に会いたい、と思うと同時に、一人になりたい、と切実にも思う。

家のリフォームをしてあげたい。壁のクロス取っ替えて、下はフローリングに替えたい。
理由があって模様替えができなかった模様替えを、一気に行いたい。
できれば事務所も借りたい。

そのためのお金を貯めないとなぁと。
コロナ禍入って、他国が戦時中になり、価格の高騰などでなかなかに苦しいのは我が家も一緒。

現実は現実、夢は夢、仕事道具で見た世界はその世界。
くっきりハッキリ分けないといけない。
現実ベースで生きていく。これはもう決めたこと。

大きな取引をした。
それが吉と出るか、凶と出るか。
吉であると願いたい。
私は幸せになりたいのだ。
物心ついたその瞬間から、そればかりを願っていたよ。

願うだけじゃ叶わない。
叶ってきたのかもしれない。
受容体が開いていなかっただけかもしれない。
とりあえずは、向き合う。楽しむ。今できる範囲で。

友達に会いたい。どうでもいい話をしながら何時間もカフェにいたいし、観光したり温泉行ったりしたい。

孤独を気取ってた少女は、ただの寂しがり屋だったのだと、今ならわかる。
それでもがんばってきたよ。
それだけは、自分で自分を褒められる。

愛してくれる存在、人や動物や、増えていくごとに、戸惑い怖くなる時がある。
残されたパズルのピースはあと少し。
とりあえず、完成させてみようか。

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