スミレの砂糖漬け

皆様はスミレの砂糖漬けをご存知だろうか。
スミレの花を砂糖漬けにした、いかにも繊細な感じのするお菓子だ。

うさぎがいつ知ったのかを、うさぎは覚えていない。ただ、特別なお菓子で、かのマリーアントワネットが愛したお菓子だということは知っていた。
デメル(オーストリアのお菓子会社)のスミレの砂糖漬けは、彼女に献上されたとも。
(記憶にあるが、見つからなかったので🐰の思い込みの可能性もある)

今回、縁あって優しいお客様から頂いた。
去年は私の干し芋から贈れなかったので、今回は購入して贈ってくれたようだ。
あまりにも幸せすぎてうさぎは跳ねる。うさぎだから。

これ、結構小さいサイズで、しかもかなりのお値段します。ロマンでしかないロマンそのもののお菓子。まさに王族に相応しいお菓子なのかもしれません。感謝以外の何者でもなく、一層元気でがんばろうと誓いました🐰

(発祥は南フランスらしくて、よく食べられているそう。良いじゃないの。庶民も王族も愛しても)

味は、バイオレットリキュールを濃縮した香りと強い甘さ、そしてなんとも言えない優しさ。
花だ…！！
これは、花束だと…！！

※バイオレットフィズ(スミレの炭酸割り)は私の最初に好きになったお酒の一つでもあるので、飲んだことのない方には是非飲んでもらいたい。
甘いけど、とても綺麗。

ただ、いっぱいは食べられない。
それがまたいい。
フランスのお菓子って感じがするし、もともとそんなに一気に食べるものでもないのだろう。
簡単にいうと、強い。

多分、ハーブの砂糖漬けの一種の位置付けなのかもしれない。欧州は、そういうのが盛んだ。
薬代わりにもしたりするそうだ。

日本で言えば、漢方とか、のど飴みたいな？ドライフルーツ？梅干し？…なんか違うな。
薬膳的に言えば、中国のサンザシとかの方が近いかもしれない。
そういや、中国もドライフルーツの砂糖漬け(加工したりするけど)結構多いなと思い出す。

話はズレたけれど、うさぎは幸せ者だ。
ロマンを理解してくれる人は少ない。
それを形にしてくれる人はもっと少ない。
なんでそれにしたの？とよく言われる中で、それでもスミレの砂糖漬け…一生に一度は食べてみたい私のロマンを叶えてくれた、お客様には、本当に感謝しています。

いつもありがとうございます。
大好きです♡

一緒梱包の子たちについてはまた後日✨