奥浩哉『GANTZ』|絶対に忘れられない漫画が、そこにはある
地下鉄のホームで撥ねられ死んだはずの玄野、加藤は謎のマンションの一室に一瞬にして転送される。そこに置かれた得体の知れない黒い球の指令により、ねぎ星人の暗殺を命じられた玄野らは、状況を把握できないままねぎ星人の元へと転送される。マンションにいた仲間によってねぎ星人は殺されるが、新たなねぎ星人が現れ…。
人間は、全ての生物の最上位の存在だと、卑しくも思い込んでいて、異形の存在というだけで、その相手を無慈悲に排除できる。それは、肌の色、出身地、親族の地位が異なるだけで、どんな残虐