知らなきゃ危険!漫画動画が犯罪認定?知っておくべき薬機法の知識!
こんにちは!漫画動画チャンネルfor biz運営です!!
本日は『漫画動画と犯罪』というテーマで、漫画動画を作っていく上で気を付けないといけない違法行為について詳しく書いていきたいと思います!
YouTubeやSNSに既存の人気作品を無断で掲載する
これは多くの人が『違法』と認識していると思います。始めに伝えておきます!絶対にやってはいけません!著作権の侵害にあたります。
今回は無断掲載について...ではなく!
YouTube広告として漫画動画を作成する際、知らないと犯罪に巻き込まれてしまう可能性がある、薬機法(旧薬事法)について詳しくご紹介します!
・薬機法とは?どのような場合に犯罪認定されてしまうのか?
・実際の事例から学ぶ薬機法
・審査落ち、犯罪にならない為の注意点
この3つを詳しく見ていき、『漫画動画と犯罪』について解説していきます!
1、薬機法とは?どのような場合に犯罪認定されてしまうの?
1−1薬機法とはどんな法律?
薬機法(旧薬事法)とは...
『医療品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律』
というのが正式名称。もう少し簡単に説明すると
医療品、医療機器を消費者に安全かつ誤解のないように届けるための法律
という事です。
このクリームを使うとOOOが治ります!
このサプリを使うと10日でOOキロ痩せます!
などという表記を取り締まる法律で、広告の無法地帯化を防ぎ、消費者に安全に商品を購入してもらうために定められています。
ここで気をつけなければならないのは!
医療品以外に医薬部外品、化粧品、健康食品などにも適用されるという点。これらの商品を扱う場合は薬機法が適用されるため、十分な注意が必要です。
1−2漫画動画とはどんな関係があるの?
近年、ネット広告の普及により広告に漫画動画を使う企業が増えました。
漫画動画と薬機法が直接関係してくるのはYouTube広告として、医療品、化粧品、サプリ、健康食品などの薬機法の対象商品を宣伝する場合です。
ダイエットサプリの漫画動画広告を見たことある人も多いのではないでしょうか?
あのような広告は薬機法にそって広告動画制作を行わなければなりません!
1−3薬機法では表現できる効能効果範囲が定められている
薬機法では広告として使ってよい表現が商品ごとに定められています。
この細かいルールは厚生労働省の資料で確認することができます。
※参照:厚生労働省
基本的には
定められたルールを逸脱した過度な表現や誤解を生む表現をした場合、犯罪行為とみなされます。
実際YouTube上にはまだまだこのような広告が多く存在し、2020年6月以降、55万件の違反動画が追加削除されています。
1−4罪の重さは?
薬機法を犯してしまうと
2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金
またはその両方
と非常に重い刑が課せられます。
知らなかった!では済まされません。
対象商品を扱う場合は入念な下調べや、専門的な知識が必要となります。
1−5具体的なNG文言を見てみよう!
法律の説明だけではわかりにくい部分もあると思いますので、一つ具体的な例文を挙げてみましょう!
化粧品の場合、薬機法にはこのようなルールがあります。
『過度な表現、特定の疾患名についての記載はNG』
例えば
※ニキビが2日で綺麗に治るクリームです!
このような表現は医学的根拠が無い過度な表現に該当し、更に疾患名を記載している為NGとなります。
薬機法内での表現は以下のようになります!
※肌荒れを防ぎ、皮膚に潤いを与えるクリームです!
これならOK!
肌荒れを防ぐ
皮膚に潤いをあたえる
この2つの文言は薬機法で商品に使用しても良い表現として記載されています。
商品の効能や安全性の秩序を保つために、
薬機法では商品に使ってよい表現方法が指定されているのです!
2、具体的な事例で学ぶ薬機法
ここからは実際、薬機法違反で犯罪認定されてしまう事例を3つご紹介します!
2−①1カ月で15キロ痩せる!!と表記されているダイエット食品
この表記は薬機法違反に該当します。
消費者庁は、
『適度な運動や食事制限をしながら、人が痩せることができるのは、 6か月間で4㎏から5㎏程度です』
と資料に記載しています。
6か月で4kg~5kgという事は、1カ月換算すると1kg以下
1カ月で0.8kg痩せる!!なら消費者庁の記載通りですが、それ以上なら誇大広告とみなされ違反となります。
さらに医学的根拠が示されていないという点でも薬機法違反に該当する可能性があります。
2−②驚きの違い!!ビフォア&アフター!などの表記に嘘があった場合
嘘のビフォア&アフターを表示した広告も薬機法違反となります。
薬機法第66条では
「何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。」
とあり、例えばビフォア&アフターの写真を加工して掲載した場合、薬機法違反とみなされます。
さらに本当はそこまでの効果が無いのに、大袈裟にビフォア&アフターをアピールした場合も違反です。
2−③体験談や口コミの捏造
自作自演の口コミや体験談を使って、商品購入を煽る行為も薬機法違反となります。
有名な事例として2020年3月19日東京都は薬機法違反の疑いで
情報キュレーションサービスの大手『Gunosy』を調査しました。
Gunosyの完全子会社のdigwellが口コミや体験談を捏造し配信したこの事件は大問題となりました。
東京都は調査の結果Gunosyに再発防止を求める行政指導を行いました。
2−④普段何気なく目にする広告も違法の可能性がある!
3つの事例をみて
『あれ?そんな感じの広告みたことあるな』
と思った人は多いのではないでしょうか?
そうなんです、薬機法違反というのは普段何気なく目にする広告にも潜んでいるのです。
悪質な場合でも、知らず知らず犯してしまっても、罪は罪です。
漫画動画広告を作る際には細心の注意が必要です。
3、審査落ち、犯罪にならないために制作する上での注意点
さて、最後は犯罪にならないために制作する上での注意点を3つご紹介します!
3−①法律を遵守する
基本的に法律違反にならない為にはこれが全てです。
厚生労働省が発表している資料をしっかり理解し制作することが必要です。
時にどちらかわからずグレーな場合は、動画制作を中断して法律の専門家に意見を仰ぐことも必要になってくるでしょう。
3−②YouTubeなどのガイドラインを確認して遵守する
自分の制作する動画広告が配信されるプラットフォームのガイドラインをしっかり確認し、遵守することも非常に大切です。
YouTubeの場合、『YouTube ガイドライン』と検索をすると、YouTubeコミュニティガイドラインというページが見つかります。
そのルールをしっかり把握して遵守することで、審査落ちや法律違反を防ぐことが可能です。
3−③法律はたびたび改正され、ガイドラインも変更される
上の2つをしっかり守っていたとしても、違反となってしまう場合があります。
それは
法律の改正
ガイドラインの変更
ネット広告はまだまだ違法行為が横行している現状があります。そのため国や各プラットフォームはたびたび時代に合わせて法律やガイドラインを改正します。
改正される時は必ず『いつから施行されるか』もあわせて発表されます。
これを知らないと、今までのルールがある日から違反になってしまうという事がおこります。
常に最新情報をキャッチアップし、動画制作に反映することが非常に重要です。
4、まとめ
いかがでしたでしょうか?
漫画動画を制作する上で薬機法などの法律を理解していないと
知らず知らずのうちに法律を犯してしまう
という事がおこります。
せっかく作り上げた漫画動画が法律やポリシー違反で削除されてしまうのは制作者としても、本当に残念な事です。ましてや罪に問われるとなると、本当に怖く辛い思いをします。
実際GoogleもYouTube上でのデジタル広告の健全な発展の為に
様々な取り組みを強化していますが、
自分自身でも法律をしっかり理解したうえで、信頼できるクライアントと動画を制作してくださいね!
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