「空飛ぶ車」の時代はもう始まっている!ファンタジーが現実になる日【前編】
地雷原の上も楽々クリアできてしまう「空飛ぶ車」があったら、取材会場にももう少し安全にたどり着けたことでしょう…。
遠い未来の都市を妄想するとき「車が空を飛ぶ」というのはよく思い浮かぶモノだったかもしれません。
そんな時代は来るはずない? それが実現しても100年後?
ところが、この「空飛ぶ車」は着々と開発され、
今や「もうすぐ市場に出せるかな?」というところまで来ているんです!
■空飛ぶ車(バイク)はすでに誕生している!
「空飛ぶ車」こと「エアーモビリティ」の開発に取り組むA.L.I.Technologiesの創業者である小松会長は、大好きな映画「スター・ウォーズ」や、漫画「ドラゴンボール」の世界でキャラクターたちが多彩なエアーモビリティに乗って自由に空を飛び交う姿にあこがれたといいます。
A.L.I.が生み出したエアーモビリティのひとつ「ホバーバイク」は、地上数十センチメートルのところで浮き上がり、バイクのようなイメージで乗りこなすもの。動力はエンジンとプロペラで、ドローンに近い構造だそう。
ドローンに近い…。
そういわれると、なんだか急に「現実味」が増してきたように思えるから不思議!
小松会長自身、「ドローン技術ができたことで、エアーモビリティが現実にできると感じた」のが事業スタートのきっかけだったそうで、「誰もやらないからやっちゃった」とのこと。
その勢いのよさ…スゴすぎる!
■エアーモビリティには一般人も乗れるの!?
「ホバーバイク」の登場でリアリティを帯びてきたエアーモビリティですが、ここでひとつ気になることが…。
そう、
「エアーモビリティは一般人でも運転できるようになるのか?」。
これは大いに気になるところ!
せっかく「空飛ぶ車」が実現しても、私たちが乗れなかったら意味がない! そのあたり、大丈夫なんですか?
小松会長によれば、実際にエアーモビリティを使用するには道路が必須だろうとのこと。
た、たしかに…。何もないところを飛び交うわけにもいきませんよね。
■空飛ぶ道路ってどう作るの!?
「道路や標識は今あるような“物体”ではなく、フロントガラスやディスプレイ上でリアルタイムに配信されるものになります」
またそんな夢みたいなことを! そんなことできちゃったらもうゲームの世界じゃないですか!
…と言いたくもなるのですが、これはクラウドレンダリング技術によって可能になるのだそう。
複数のコンピュータ上から演算力を集約して情報を処理、各ディスプレイ上に道路の映像を配信し、みんなが同じ映像を見ながら移動(運転)する…
という、「モンスターハンター」のような、まさにオンラインゲームと似た仕組みで実現できるのだとか。
新たな移動通信システム「5G」が登場したことで、ますます実現は近づいているといいます。
…え、本当に実現しちゃうの?(困惑)
オシャレ過ぎるエアーモビリティの動画はこちら↓
次回!後編ではエアーモビリティのある世界が待っているのか。
実用化はいつごろなのかを聞いちゃいます!
後編は3月3日(火)公開予定!
漫画=minatsu(@minatsucat)
取材・文=藤堂真衣(@mai_todo) 編集=齋藤春馬(@st_hl_)
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