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スポーツ3.0時代到来! テクノスポーツ「HADO」は無限の可能性を秘めていた【前編】
2030年──
1人の男が今、出所した──
「HADO」────
それはイフ編集部イチオシの未来感あふれるテクノスポーツ。
2021年にプロリーグ化を目指すこの競技は、スマートグラスが普及しきった未来の超イケてるスポーツになっているハズ!!
「公園でサッカーしようぜ」のノリで「HADOしようぜ」となる未来を目指し、勝手ながらその魅力を語りたいと思う。
とにかく、HADOが面白いことをなんとか伝えたい!!!!!
実際にプレイさせていただいた筆者だが、筆舌に尽くしがたいとはこのことである。
■かめはめ波を実現したARテクノロジー
残念ながら。
非常に残念ながら。
本当に残念でならないのだが、人間には“気”や“念”などの秘めたるパワーはないし、サイボーグにもなれなければ、霊力も妖力も、謎の石仮面もない。
だからこそ、撃ちたい。
そんな想いが結実した最新のスポーツが「HADO」である。
誰もが考える、誰もが考えている(大切なことなので二度言った)この妄想が、株式会社meleapCEO福田さんの原動力となったのだ。
テクノスポーツと称し、ARデバイスを頭につけて虚空に拳を繰り出すこの競技。
はたから見ると、なにをやっているのかよくわからない。
試遊させていただいた私と編集長(仮)井田を横目に、同行者が不思議な顔をしていたことを強烈に覚えている。
■想像以上に戦略性が試される競技だった…!
何もいない虚空に腕を振り回して熱狂している姿を一歩下がって見ているあなた。
まずは迷いなくHADOの世界に飛び込んでみて欲しい。
と、ここまで通販番組みたいになってしまったが、実際にどんな競技なのか。
ざっくり言うと、こんなところ(雑)
要は、エナジーボールを撃ち合うドッヂボールのようなスポーツだ。
これがまた面白い。
初めに手元のデバイスでステータスを決定する。
エナジーボールが溜まるリロード速度や、大きさ、撃ちだし速度などを自分で設定するのだ。
デバイスを装着すると自分の目の前に現れる花びらのような形をした4つのライフをすべて破壊されると相手に点が入る。自分はなんとかしてエナジーボールを相手に当ててライフを破壊することを目指す。もちろんエナジーボールは物理的に避けることも可能だし、相手のエナジーボールを防ぐことができるシールドを発生させることも可能。
思った以上に、戦略性が試される競技だった。
■技術と共に進化するのがテクノスポーツ
こんな夢のような競技を開発した人たちは、どこを目指しているのか。
一言で格好いいセリフを残してくれた。
「サッカーを超えるスポーツになる」
サッカーを超えるべく、現在は数多くの大会を開催。多くのプレイヤーが世界各国から参戦する世界大会も開催され、その人気の幅を広げている。
テクノスポーツと自らを呼称するほどに、テクノロジーと密接な関わりがあるHADO。
サッカーを超えるスポーツということも大きな目標ではあるが、根本的な想いは2つ。1つ目は、前述のアニメやマンガの世界を現実に持ち込むこと。
2つ目は、コミュニケーションツールとしてのテクノスポーツを作りあげることだと言う。スポーツの熱狂や、ARデバイスによる世界の広がりを人と共有したいという想いがあるのだ。
ARデバイスによって物質的なボールなどは不要になった。
5Gなどの次世代ネットワークにより、高速化された未来なら対戦相手が目の前にいなくてもスポーツが楽しめるかもしれない。
そしてその熱狂を、世界中のどこにいてもまるでスタジアムにいるかのように楽しめる、かもしれない。
そうした時代の新たなスポーツの形として、HADOは存在する。
後編では実際に体験したHADOの試合をもとにマンガ的演出も加えてお届けする!本当の本当に楽しかったことを伝えたい!
ところが、担当者によると
「HADOの完成度は理想の5%くらい」とのこと。
今ですらこんなに楽しいのに完成度100%なったらどうなっちゃうの??
後編に続く
漫画=来栖聡、神代徒華(@rakugaki_toka)
取材・文=齋藤春馬 編集=檜山(@mek_sake)、井田(@ida_pei)
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