全存在「Sxxker Summer」はもう聞いたよね?って話

どうも、バーチャル魔法生物マネミックです。
8月1日に我が盟友こと日辻シラム氏がEP「Sxxker Summer」をリリースしましたね、皆さんもう聞いてますよね?当然僕は今も聞いています。
僕の日辻シラムへの思いを抜きにしても凄く良い作品であって欲しいなと思います。なんかすっごく変な表現ですがこれは、僕は好きだけど世間ではどうかな…?的な斜に構えたイジワルな表現では無くて。日辻シラムが行うコンテンツ行為において、僕は僕と日辻シラムとの関係性においてコンテンツを見てしまうし、そう見ることしか出来なくて。僕は皆さんではないですし、皆さんは僕ではないので。Sxxker Summerが良い作品であるのは前提として、その中でも「僕にとって」凄く良い作品だったから「皆さんにとって」も良い作品であってくれたら良いなといった感じの事を表現した感じのアレです(感じの二重使用)

例によってこの文章はnoteという公共の場所に書かれた文章ですが、Twitterで言及した事に触れたり、チラシの裏というか私信というか、そんな感じの内容が主になっていく感じなんでそのあたりご了承いただければと思います。

さて、Sxxker Summerですが、個人的には前回のヒツジノユメよりも落ち着いてリリースを待てたかなと思います。
というのも、何というか今だから言えることですがヒツジノユメのリリース前は日辻シラムがとても悩んでいる(彼はきっと常に苦悩し試行錯誤してるんですけど)のが見て取れてもしかしたらこれが「日辻シラムとしての遺作」になり得てしまうのかなともボンヤリと感じていました。そうなった場合僕は友人として、そうした答えに行きついた彼を祝福すべきか悼むべきかとも。
まぁ結局、彼はそうではないウルトラな答えを得て今に至るんですけども。

そんなヒツジノユメに対してSxxker Summerリリースにあたっては、彼が答えを得ているという事を知っているという安心感か、はたまた日辻シラム(28)の大人の色気によるものか、かなり安心してみている事ができました。それもIntroductionが投稿されるまでだけどな!!!!!!!!

Introductionは言うまでもなく日辻シラム(28)のサイケ団地10棟303号室なんですよね。どちらも気怠い日常がテーマだと思うんですけど、繰り返される日常に押しつぶされそうになっていて悲痛さすら感じるサイケ団地に対して、Introductionは繰り返される日常に対しても少し余裕のある様子が感じられたんですね。モノクロで構成されたサイケ団地に対して、夏の色で描かれたIntroductionを見て僕は、もう大丈夫なんだなと漠然と感じました。それはきっと鈍感になったんじゃなくて、繰り返しにも耐えられるように成長したんだなって。

そう、繰り返しなんですよ、繰り返し。
Sxxker Summerが繰り返しの物語である事は最初に発表されたrebirthで示されてるんですよね、つまりリバースしたのは何か、リバースしたのは誰かという話です。正直、 rebirthと日辻シラム(28)の存在が発表されたとき、僕はおっ、やってんねぇ!くらいにしか思っていませんでした。
ヒツジノユメで分離した羊たちを内包したけれども、やっぱり幾つかの姿を持つことにしたんだなと。
ヒツジノユメではエゴとデザイアとなんやかんやが収集がつかなくなって、自己を見つめなおした結果、統合という道を選んだ「彼ら」ですが、分割自体を(きっと収集がつかなくなった事ですら)悪だとは思いません。
主張したいテーマに合わせて、登場人物が変わり、手法が変わるというのはきっと「彼」にとってのスタート地点なのでしょう。

というのが【Sheep in Dream】Sweet Dreamとからも分かるんですよね。
かつて1.2.3と数えらえていた羊たちは今や1と1と1と1になり、別々の存在となりました。メタ的な視点で言えば創造主の「彼」もまた創造主の概念として現れた役者であり、日辻シラム(28)、サイケトースケと同じ舞台に立ったのだと。
バラバラになっていたものを折角纏めたのにまたバラバラにするのって、一見無意味な行動に見えるかもしれないんですけど、纏めた後にバラバラにするのが意味があって、傍から見たら無意味な繰り返しかもしれないけど、繰り返していくうちに螺旋を描いて、最初の地点に戻るたび大きく、より大きな円を描いているんだと思います。

そしてこの繰り返して螺旋を描くという作業は、個人Vにだけ許されるある種特権的なムーブだなとも思います。
Twitterでも少し触れたんですけど、仮に日辻シラムというコンテンツがテレビとか、いわゆる「プロのコンテンツ」だったとしたら、度重なる方針変更とかメインビジュアルの変更とかは「迷走して爆死したコンテンツwwwww」みたいな揶揄をされかねないと思うんです。
でも実際には我々は試行錯誤して苦悩しながらも現時点の答えを出していく日辻シラムの事が大好きで、だからこそ日辻シラムが出すコンテンツに夢中になるわけじゃないですか。
我々はプロじゃなくて、窮極的に言えばV活動なんかしなくても良くて、それでも何かを作り出して。リスナーも態々個人Vなんて未熟なコンテンツを見なくても世の中には楽しい事面白い事なんて山ほどあって、けれども僕たちを見てくれていて。
それは何故かというと個人Vというコンテンツは僕的には関係性のコンテンツだと思っていてV⇔リスナーであれ、V⇔他Vであれ、他のコンテンツとは比べ物にならないくらい距離が近いじゃないですか。その距離の近さでもって試行錯誤と苦悩を愛おしいと思えるだけの関係性を築いていくんですよね。
マネミック的V論、あるにあるんですが態々いう事じゃねーよなとかの思いもありつつ、少なくともこれから展開される日辻シラムとUmageの活動はマネミック的にも超期待って感じです!!!!!

最後に。日辻シラムは苦悩する男であり、そこが愛おしいので(性格極悪サイコパス発言)螺旋を描いて反対側に立った時にやっぱり今の答えは違うな、と思ったらきっと何か新しい形に変質するのかもしれません。
正確に言うなら、苦悩に満ちながらも歩むことを知っている男なので、その時その時で歩みたい方向に歩んでもらいたいと、少なくとも僕はそう思っています。
なので最後に一言だけ、いろんな思いを込めて。
誕生日おめでとう、彩華十弼。

(追伸、Sweet Dreamに出てきた甘い子(ケーキちゃん?)クッッッッッッソ癖なので、もっと供給ください。あと男たちが何事もなく日常を過ごすコンテンツもまってます!!!!!!!)

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