秋の空かかる虹には鮮やかさ儚さもまた秘められてをり
普段見る同じ空には虹があり魅せられ求む違う何かを
光には美しき色混ざり合ひ気づきを吾に与へゆく空
この虹を君に見せたしこころにも美しき虹届けと願ふ
虹と言ふ優しきものはいつからか人に幾多の癒しもたらし
夢の中生まれし虹は空を越え希望の中へ落ちて消え去る
虹は神与ふ光の贈物悲しみを消し喜びにかえ
信じたきものを信じてよきかなとあの虹吾に語りかけをり
何一つかわらぬ日々も耐えて待ちいつか掴むは虹の輝き
忘られぬ蒼き空には傷付きしこころも溶かす虹があらわる
#短歌