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闇呼ぶ声のするほうへ【長編小説・完結】

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異能もの現代ファンタジー長編小説です。  これは、いまから30年と少し前の昔話――。  高校生の御崎真緒子の前にある日突然現れた、小さな黒いヘビ。人のことばを話すそのヘビは、真…
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#はてしない物語

闇呼ぶ声のするほうへ(長編小説)【番外編・魔法にかかった傍観者】

闇呼ぶ声のするほうへ 【番外編・魔法にかかった傍観者】 (10300字) <1> (2800字)  父は、物語を終わらせないまま、ひとりで逝ってしまった。  父が母と共にはじめた、私……佐倉玲花、という名前の、物語を。  この世界を去る前に、はじめてしまったすべての物語を閉じなければならないのに。  その有名な児童向けファンタジー小説を読み終わった、当時小学生だった私は。  まだそんなふうに、はっきりと言語化することは出来ず、ただモヤモヤとしたなにかを抱えてい